愛眼が黒字転換 今期は前期比50倍の最終利益を見込む
メガネやサングラスを手掛ける愛眼は5月12日、2025年3月期の通期連結決算を発表した。売上高は148億6300万円(前年比1.4%増)、営業利益は1億2800万円の赤字(前年は1億2300万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は300万円(同1億8100万円の赤字)だった。
中核事業である国内眼鏡小売事業は、売上高は144億5800万円(前年比1.5%増)、営業利益は1億800万円の赤字(前年は6300万円の赤字)と増収だったものの、赤字幅は拡大した。紫外線対策に対する関心が高まったこともあり、サングラスの販売は好調だったが、主力商品のメガネがコロナ前の売り上げ水準に戻らず若干の増収に留まった。
愛眼は中国の連結子会社である北京愛眼眼鏡有限公司の清算が2024年8月20日に完了し、海外事業から完全撤退している。国内では不採算店舗の閉鎖を実施し、既存店の活性化を目的とした改装などを行ったが、今後は国内事業にさらに資本を集中させる。
2026年3月期の連結業績予想は、売上高は157億8900万円(前年比6.2%増)、営業利益は2億2200万円(前年は1億2800万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は前年から約50倍となる1億4900万円を見込む。