「地方の鬼」巨人・山﨑伊織が金沢でも輝くか、広島・大瀬良大地が意地を見せるか
昨季地方球場で4勝1敗、防御率1.32の山﨑
巨人の北陸シリーズ2戦目は28日に石川県立野球場で行われる。先発は山﨑伊織。今季開幕から36イニング連続無失点を記録した絶好調の右腕だ。
連続無失点こそストップしたものの、すでに5勝(1敗)を挙げており、防御率は1.21。今季初の中5日での登板だが状態は良く、大きな心配はないだろう。
石川県立野球場は両翼91.5メートルと狭いが、山﨑は地方球場にめっぽう強い。昨季は鹿児島、ひたちなか、富山、ハードオフ新潟、松本と地方球場で5試合に先発して4勝1敗、防御率1.32をマークしており、2023年にも佐賀で勝ち投手になっている。
広島戦は今季2試合に登板して1勝1敗、防御率2.77。4月30日も大瀬良大地と投げ合い、7回無失点で4勝目を挙げた。末包昇大は6打数無安打、小園海斗は6打数1安打に封じ込んでいる。
チームとしても上位を激しく争う広島だけに落とせない一戦。「地方の鬼」山﨑が金沢でも輝くか注目だ。
4月30日の試合で山﨑に投げ負けた大瀬良
一方の広島は大瀬良大地が先発。今季は8試合に登板して2勝2敗だが、防御率は1.98と優秀だ。
巨人戦は2試合に登板して1勝1敗、防御率1.38とさらに好成績。井上温大と投げ合った5月14日は7回無失点と好投し、栗林良吏、ハーンにつないで完封リレーの立役者となった。
2013年ドラフト1位で入団して12年目。最多勝に輝いた2018年など5度の2桁勝利をマークしたが、ここ3年は1桁にとどまっている。6月で34歳になるが、まだまだ健在ぶりを証明したい。
山﨑と同じく今季初の中5日。4月30日に投げ負けた相手だが、ベテランとして同じ轍を踏むわけにはいかない。意地の力投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・高梨裕稔-中日・三浦瑞樹(神宮)
阪神・門別啓人-DeNA・A.ケイ(甲子園)
【パ・リーグ】
西武・渡邉勇太朗-楽天・瀧中瞭太(ベルーナドーム)
ロッテ・種市篤暉-オリックス・A.エスピノーザ(ZOZOマリン)
ソフトバンク・L.モイネロ-日本ハム・加藤貴之(みずほPayPay)
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記事:SPAIA編集部