妊娠中トラブル!カンジタ膣炎・腰痛・妊娠高血圧症候群…
4歳娘、1歳息子の子育てに奮闘しながら、フリーランスで仕事をしているママライターのTomomiです。32歳、第2子妊娠中はマイナートラブルから大きなトラブルまで、次から次へと試練がやってきて、出産を目前に心が折れかけたのを思い出します。
穏やかな妊娠初期。浮腫み・高血圧からの始まり
妊娠初期は意外にも穏やかで、つわりも第1子の時よりとても軽く、妊娠13週頃にはムカムカするものの、吐くまでには至らない程度に落ち着いていました。しかし、妊娠中の子育ては体力的にかなり消耗します。
妊娠17週目では娘の風邪が移り、漢方薬を飲んでしのぐも、咳が1週間以上収まらず、21週目には1カ月で体重が3kgも増加。高血圧気味で浮腫みもひどく、先生からは「足を高くして寝ること。できる限り歩かず安静に」との指示が出ましたが、「家事も育児もあるしそんなの無理だ」と、少し甘く見ていました。
トラブル続出!カンジタ膣炎・歯肉炎・腰痛
妊娠23週目、1ヶ月前から感じていた“膣の痒み”が我慢出来なくなり、診察して貰うと、人生初!“カンジタ膣炎”に感染。免疫力が低い妊娠期、このまま出産するまで治らないなんて、この時は想像もしていませんでした。出産後は嘘の様に痒みも治まり、痒みが軽いうちに早く診てもらえば良かったと後悔しました。
同じ頃、歯肉炎も発症。娘を夫に預け休日診療で歯科医院に駆け込み、腫れあがった歯茎から大量の血を出してもらい、楽になったのを覚えています。
妊娠25週目では、家庭の事情で夫の実家があるオーストラリアへ渡航することになり、苦渋の決断で飛行機に乗りました。観光も一切せず、娘と公園やプール、買い物程度でゆったりと過ごしましたが、やはり疲れてしまいカンジタ膣炎も悪化、さらには腰痛もひどくなり、“トコちゃんベルト”に頼る日々でした。
妊娠29週目の健診では、おなかの張りが強く、前回の帝王切開の傷口から子宮破裂をする危険もあると言われ、自宅で安静の指示、張り止め薬も処方され、出産まで毎日飲むことに…。
娘の育児をしながらの治療、服用、自宅安静の状況に、かなりのストレスを感じていた妊娠中期でした。
手術延期!緊急手術!咳喘息のち妊娠高血圧症候群
ようやくゴールが見えてきた妊娠35週目に風邪をひき、咳喘息になってしまいました。耳鼻科処方の薬では治らず、呼吸器内科を受診するも、残念ながら手術予定日までに治らず、手術延期の事態となりました。
がっくり肩を落としていると、翌朝突然のめまい・頭痛・動悸・だるさ・血圧上昇がみられ、“妊娠高血圧症候群”の診断となりました。「予定通り昨日産んでいたらこんな事にはならなかったのに」と、自分の体調管理に悔しさを感じていました。
そんな事を考えながら先生の判断を待っていると、事態は思ったより深刻な方向へと進み、個人病院では危険と判断され、そのまま総合医療センターへ転院。ドタバタと診察や処置をしていると、まさかの陣痛まで始まってしまいました。急展開に心が付いていかないまま、170/130という高血圧に注意しながらの、緊急帝王切開手術が始まり、転院から2時間後には息子が誕生していました。
妊娠中期から出産直前まで、トラブル続きの妊娠期を一緒に乗り越え、元気に生まれて来てくれた息子との対面は、ジーンと込みあげてくるものがありました。2人目の妊娠中は、上の子の世話でついつい無理をしがちですが、自分の体・おなかの赤ちゃんをもっと大切にしなければいけないと痛感しました。私と息子が入院中、夫は仕事、娘のお世話、家事にと奔走してくれとても感謝しています。近くに身内がおらず、手助けの協力が得られない家庭も多いかと思いますが、そういう場合は妊娠中から夫が時短勤務をするなど、もっと夫の協力が得やすい社会になっていけばいいなと願います。
[Tomomi*プロフィール]
20歳で日本を飛び出しオーストラリアで就職。現地で出会った旦那を日本に連れ帰り、茶畑に囲まれたのどかな土地で一姫二太郎の育児に奮闘中!趣味の“旅行”“フェス”“アウトドア”に子どもたちと行きたいと妄想しながら、現在は“パン作り”“園児が喜ぶお弁当作り”“手芸”に挑戦中の35歳、在宅ママライター。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。