【にい経編集部発】記者コラム&今週の主なニュース 2月15日〜2月21日
記者コラム
「上越の才能」
東京で俳優を目指し、現在新潟県上越市で劇団座長を務める保坂正人さん
今回紹介するのは新潟県上越市在住の保坂正人さんだ。
地元の高校卒業後に進学した関東学院大学でたまたま声をかけられたシェークスピアの英語演劇サークルに所属し、最初は乗り気ではなかったが、徐々に本格的に練習を開始し、最終的には頭角を表した。関東学院はラグビーが強豪だったが、このサークルも50年ほど続く有名な伝統のサークルだった。
本格的にプロの俳優を目指し、親に大反対を受けながらも大学を中退、池袋の養成所へ入った。だが、ミュージカル科に入ったものの、ダンスなど周りのレベルが非常に高く、結局自分は井の中の蛙だと知る。
20代前半で出身地の新潟県上越市へUターンし、本業の仕事をこなしながら、劇団を創設するもすぐに自然消滅。その後、演劇のブランクがあったが、東日本大震災に関する高田世界館(新潟県上越市)での演劇にスタッフとして関わり演劇の魅力を再確認、2016年に再びとなる劇団の「STAGE D」を旗揚げした。
2022年に全国的なシナリオ賞であるシナリオ・センター主催の「舞台脚本コンクール」で応募多数の中から見事グランプリを受賞、地元メディアの取材も受けることとなり、東京の有名アーティストが毎月のように公演する上越文化会館と繋がりができた。島田荘司や綾辻行人の本格推理小説が好きで、自身の脚本もトリックに大いにこだわる。「大どんでん返しがないと気が済まない」と笑う。
「演劇がない人生は考えられないが、人は皆役割を演じているのでは。夢は自分の脚本を全国の劇団でやってもらうこと。上越市の劇団7か所くらいが集まってやる演劇コンテストを上越文化会館で来年に復活させたい」と意気込む。
第二の清水邦夫(新潟県妙高市出身の亡くなった著名劇作家)になれるか?
(文・撮影 梅川康輝)
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