【呪術廻戦】伏黒津美紀は死亡した?万(よろず)、母親、伏黒恵との関係について【ネタバレ注意】
この記事では、呪術廻戦の伏黒津美紀についてネタバレ解説・考察しています。作品内の伏線やキャラクターのモチーフや含まれているとされる要素などについてまとめています。
この記事は最終巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。
伏黒津美紀とは
伏黒津美紀について解説・考察します。
恵の姉
伏黒津美紀は伏黒恵の姉です。自動ドアが開きっぱなしになり、その後、自動ドアの不可解な現象にあった人物が死亡するという事件がありました。この事件の聞き込み調査の際、伏黒恵の母校を訪れたことで、伏黒恵に姉がいたことが判明します。
津美紀と恵の中学時代の回想と想い
中学時代にいじめグループに喧嘩をしかける恵に津美紀は喧嘩しないでと叱っていました。津美紀は、恵が心配で恵のことを思っても行動でした。
津美紀は寝たきりになる前にこのように発言しています。
誰かを呪う暇があったら大切な人のことを考えていたいの
人を許せないのは悪いことじゃないよ
それも恵の優しさでしょう?
出典: 呪術廻戦7巻59話
この大切な人とは恵のことも含まれています。恵は津美紀を典型的善人と評しており、恵は
善人が苦手だ、そんな悪人を許してしまう 許すことを格調高くとらえてる吐き気がする
出典: 呪術廻戦7巻59話
と考えてます。しかし、恵は、津美紀が寝たきりになったことでこの考えは間違っていたと気づきます。
津美紀の親
伏黒恵と津美紀は、血のつながらない姉弟です。津美紀が小学2年生の時に恵の父親と津美紀の母親が再婚しました。しかし、恵の父親である伏黒甚爾は家に帰らなくなり、津美紀の母親も家に帰ってこなくなりました。伏黒甚爾は五条悟との戦いで死亡しています。
津美紀の母親は名前も顔も明かされていません。その後、五条悟が恵が将来、呪術師として働くことを担保に恵と津美紀の高専から金銭的援助を通してくれて生活できています。津美紀は援助について知りません。
津美紀の呪い
恵が中3、津美紀が高1に上がって間もなく、津美紀は呪われました。額には紋章のようなものが浮かび上がり寝たきり状態になります。正体不明、出自不明の呪いは、全国に同じような被術者がいることはわかっており、その他は何もわからない状態でした。
恵は、津美紀の友達から津美紀も八十八橋に肝試しに行ったことがわかりました。恵は、津美紀が寝たきり状態である原因が八十八橋に行ったことで呪われたと考えます。恵は、津美紀がいつ殺されるかわからない状態であるため、今すぐにでも祓おうと行動します。
津美紀の呪いの正体
八十八橋の呪いが原因と考えられていましたが、実は羂索によるマーキングが原因でした。羂索は、被術者を死滅回遊の泳者(プレイヤー)にするためにどのようにしたか説明するシーンの背景に津美紀が目覚める様子が描かれていました。
羂索が封印を解いたタイミングで津美紀が目覚めたため、呪いの正体は羂索の呪力によるものであったことを裏付けています。
死滅回遊
津美紀が死滅回遊に参加しなければならない理由と死滅回遊中での行動について解説します。
死滅回遊の参加
死滅回遊のルールには術式覚醒後、十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回遊の参加を宣言しなければなりません。さらに点取得後、十九日以内に得点(ポイント)の変動が見られない場合、術式を剥奪されます。硝子は、剥奪は死ぬことを意味していると説明しています。
津美紀が覚醒したのが10月31日の24時ごろであるため、11月19日までに参加し、ポイントを変動させなければ、死んでしまいます。
恵の行動
恵は津美紀が死滅回遊に参加させられることになり、なんとしても津美紀を助けるようと行動します。コガネにルールを追加することで死滅回遊からの離脱を試みました。ルールの追加にはポイントが必要になるため、恵らはポイントを集めます。
ポイント集めに成功した恵らは、泳者は『身代わりとして新規プレイヤーを結界外から招き、100点を消費することで死滅回遊から離脱する』というルールを追加しました。
この追加ルールで津美紀を恵らの元に転送しました。転送後は、津美紀に100点を渡し、死滅回遊から離脱する計画でした。
津美紀の行動
津美紀は目覚めた後、伊地知と合流し、恵らの元に転送されました。転送後、津美紀は100点を渡されましたが、離脱ではなくコガネに自身が結界を自由に出入りできるように頼みました。
この言動により、津美紀は覚醒タイプの泳者ではなく、受肉タイプの泳者であることが判明しました。津美紀は自身を『万(よろず)』と名乗り、その場を後にします。
万は覚醒タイプの泳者であると考えられていました。しかし、受肉した者は、器の脳から現代の知識を得ており、器の記憶を読み取り、本人として振る舞うことが可能でした。そのため、万は、目覚めた時から津美紀として振る舞っていました。
津美紀の正体
津美紀の正体は万でした。万について、解説・考察します。
万
万は、1000年前の会津出身の呪術師であり、構築術式を駆使する呪術師です。構築術式は呪力によって物質を再現する術式です。数多の武具を構築し、歴戦の術師として地位を築いていました。
万の術式
万は、特別な呪具を除き、鍛錬次第で本人が認識できる物質はほぼ全て再現できます。しかし、構築術式は呪力消費が激しいという致命的な欠点がありました。万は、呪力効率の悪さを克服するために昆虫の身体構造に注目しました。
昆虫は自重をはるかに超える力を発揮し、高いエネルギー効率を持ちます。昆虫の特性を模倣した「虫の鎧」を構築術式の極みと位置付け、液体金属と組み合わせた独自の戦闘スタイルを確立しました。
液体金属は、半自律制御で呪力により物性を安定させたまま体積を変化させ、中距離戦闘をカバーできるようになっています。
領域展開「三重疾苦(しっくしっく)」
万の領域展開は「三重疾苦」です。完全なる真球を構築し、その真球に必中効果を付与します。実現が不可能とされる真球には、接地面積が存在しないため、無限の圧力を生むことができます。宿儺との交戦では、真球が通過した地面は深くえぐられており、凄まじい威力があります。
万の過去
万は、宿儺や裏梅などと同じ平安時代の呪術師です。平安時代、万は虫の鎧と液体金属を用いた戦闘スタイルで、鳥鷲(うろ)が率いていた「日月星進隊(じつげつせいしんたい)」と並ぶ藤氏直属征伐部隊「五虚将(ごくうしょう)」を返り討ちにし藤原家へと取り立てられます。
新嘗祭当日、神饌のお菓子を目的に全裸同然の姿で屋敷を走り回ります。そのとき、宿儺と出会いました。いきなり宿儺に抱きつき、裏梅に切られて死亡します。
万と宿儺
万と宿儺の目的と行動、万の最後について解説します。
ルール追加後の万の行動
ルール追加後、万は虎杖らと戦わず、その場を立ち去り、会津に向かいました。虎杖らと戦わなかった理由は受肉してはじめて戦う相手は宿儺がよかったためだと考えられます。そして、戦いの場所は故郷である会津を選び、宿儺がくると信じて待ちます。
宿儺の目的
宿儺は万が目的ではなく、器である伏黒津美紀が目的でした。津美紀を破壊することで恵の自我を完全に沈められます。津美紀を伏黒恵の肉体で術式を使い破壊するために万のもとに向かいます。
万の目的
万が羂索と契約した目的は、宿儺に愛を教えるためであったと考えられます。万は宿儺を絶対的な強者であるため、孤独であると考えており、その孤独を独り占めしたいと考えます。しかし、宿儺は愛を知っているかのような仕草を見せました。宿儺の知る愛は愛ではないと否定し、本物の愛を教えるために戦います。
万と宿儺の交戦
万は、十種影法術しか使わない宿儺にいら立ちを感じ、宿儺本来の術式である御廚子を使わせようとします。万は領域展開「三重疾苦」を使いますが、宿儺は万の構築術式に適応済みであり、魔虚羅(まこら)によって破壊され、万は敗北しました。
敗北した万ですが、殺されるなら宿儺に殺されたいと発言しているため、悔いる様子はありません。むしろ、宿儺が万自身の術式について理解していることに対して嬉しく思っています。そして、最後の力で1000年前に宿儺が使っていた「神武解(かむとけ)」を構築して、宿儺に渡しました。
受肉された津美紀
津美紀は受肉タイプの泳者でした。受肉された津美紀の自我と宿儺に敗北後、どうなったのかについて解説します。
津美紀の自我
津美紀は、受肉された時点で自我がなくなっていた可能性が高いです。受肉の過程で器の自我を殺し沈めます。器の呪物に対する耐性は、容姿に影響を与え、容姿が変化しないほど、耐性は強いとされています。
しかし、津美紀の場合は、津美紀の顔を使うほうが都合がいいため、万があえて顔を万自身の顔に戻していない状態です。そのため、耐性が強くない可能性があり、自我も殺され沈められている可能性が高いです。
津美紀の最後
虎杖らが宿儺との激戦に勝利した後、恵と硝子は伏黒家のお墓参りをします。
宿儺に敗北後、津美紀は完全に死亡し、肉体もボロボロに破壊されていました。しかし、硝子が津美紀の遺体を丁寧に処理し、綺麗にしてもらい、火葬が行われました。
まとめ
以上、伏黒津美紀に関する考察や既出情報をまとめました。
伏黒津美紀は伏黒恵の血のつながらない姉ですが、恵にとってたった1人の大切な家族でした。死滅回遊に巻き込まれ、万に受肉されたのち、宿儺との戦いで死亡します。津美紀の死亡は宿儺の力を強めることになり、伏黒津美紀は登場シーンは少ないものの作品に大きな影響を与えた重要人物です。
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