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地域に発表「私の3年間」 中川中でキャリア教育

タウンニュース

同級生や聞き手として招かれた地域の大人の前で発表する生徒

卒業を目前に控えた中川中学校の3年生が3月4日、同級生や地域住民らを前に、自らの中学3年間を振り返り、成長した点や卒業後の進路、将来の夢などを発表した。

発表は、キャリア教育の一環で行われ、昨年に次いで2度目。校外の人の前で発表することで、地域や社会の一員であることの自覚やコミュニケーション能力の育成などを図る狙いがある。今回は「自分を語ろう!」と題し、これまで経験したこと、今後に生かしたい事、将来の夢などについて、事前にプレゼン資料をまとめ準備をした。

約200人の3年生は10グループに分かれ、同じグループのメンバーと学校運営協議会の委員や同校の卒業生など聞き手として招かれた地域の大人の前で、パソコンとモニターを使って発表した。

初めて知る級友の思い

長澤はな香さんは、部活のバドミントンを中心に発表。「自分の頑張ったことを伝える機会はあまりないので『皆聞いて!』という感じで話せた」と振り返った。

陸上部で部長を務めた堀紗希さんは「自分のことを喋るのは自慢のように聞こえるのではないかと心配だったが、3年間を振り返り、自信を持って今までの成績を誇れるようになった」と笑顔を浮かべた。

学級委員で人前で話すことも多かったという辻川大晴さんは「自分のことを話すのは緊張したが、決意を語る気がして『やるぞ!』という気になった」とやる気をみなぎらせていた。

3年連続で応援団長を務めた小沼一樹さんは自身の発表はもちろん、「卒業を前にクラスの皆の夢を知ることが出来てよかった」と新しい発見を喜んだ。

プロ野球選手になる夢を語った鈴木蒼空(そら)さんは「夢を語って馬鹿にされたことがあったが、将来の夢は自分のものだから貫いて恥じないように皆の前で話せてすっきしりた」と前を向いた。

「将来が楽しみ」

この日、聞き手として招かれた一人、相澤淳也さんは、高校生を含む4人の子どもの父親。「自分の子どもを見るようだった。人前で自分のことを発表するのは緊張しただろうし、大変だったと思うが、立派に発表する姿に、勉強させられることばかりだった」と舌を巻いた。

同校の13期生という宮本毅さんは「戸惑いながらも3年間を総括して将来を語る姿はとても頼もしかった。将来が楽しみ」と目を細めた。

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