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紅葉で彩られた夜の六義園がライトアップ!「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」が11月28日~12月9日に開催

さんたつ

六義園_中の島

都内有数の紅葉スポットである、東京都文京区の六義園(りくぎえん)では、紅葉の見ごろに合わせて「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」が2025年11月28日(金)~12月9日(火)に行われる。由緒ある大名庭園で晩秋のひとときを楽しもう。

幻想的な夜の庭園を楽しめる

閑静な住宅地の中にある六義園は、江戸時代、五代将軍徳川綱吉の側用人・柳澤吉保によって造られた代表的な大名庭園だ。和歌の趣味を基調とした回遊式築山泉水庭園で、万葉集や古今和歌集などに詠まれた和歌山県の「和歌の浦」やその周辺の景勝地が園内に表現されている。明治時代に入ると三菱創業者の岩崎彌太郎の別邸となり、昭和13年(1938)に東京市(現在の東京都)に寄付された。

そんな由緒ある大名庭園で晩秋の恒例イベントとなっているのが「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」。通常は立ち入ることのできない夜間に特別開園し、紅葉で彩られた庭園のライトアップを通して来園者に普段とは異なる姿を見てもらおうというものだ。

園内の見どころを聞いてみると、「水香江(すいこうのえ)やつつじ茶屋の周りはモミジの木が多くてきれいですよ。池の中央にある中の島では松の木を引き立たせるようにライトアップされ、池の水面に映し出される景色は圧巻の美しさです」と教えてくれたのは六義園サービスセンターの小林さん。ほかにも多数の見どころがあるので、園内を散策しながら紅葉狩りを楽しもう。

大小さまざまなモミジが枝を伸ばす山陰橋(やまかげばし)周辺。都心とは思えない風情!

プロジェクション投影やグルメなどのお楽しみも!

また期間中は、岩崎家所有の時代に建てられた土蔵(くら)の壁面にプロジェクションマッピングの投影を実施。きらびやかな和の世界を表現した映像が流れ、幻想的な世界観にググっと引き込まれる。さらに園内各所にフォトスポットも設置され、思い思いに写真撮影を楽しめる。

2024年開催時の「土蔵ジェクション」の様子。荒天を除き、毎日実施される。

そして庭園を散策していると立ち寄りたくなるのが風情ある茶屋。園内の吹上茶屋や心泉亭では、散策中の休憩ににぴったりの抹茶や和菓子のセットが味わえる。普段は有料の貸し出し施設である心泉亭に入れるのも貴重で、注文した方限定のフォトスポットも用意。そのほか、土蔵横の広場や吟花亭跡付近では文京区商店街連合会によるキッチンカーも出店。お団子や軽食などが販売されるので、小腹がすいたらのぞいてみよう。

「池周りの景色や池から奥まったところにある山の景色は、都心ではなかなか楽しめない景色かと思います。いつもとは異なる表情を楽しめる六義園にぜひお越しください」と小林さん。入園には夜間特別観賞券が必要で、前売り券(事前オンライン決済)は1000円、当日券は1200円。詳しくは特設サイトをチェック!

散策のお供にぜひ味わいたい、抹茶と和菓子のセット(過去の様子)。

開催概要

「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」

開催期間:2025年11月28日(金)~12月9日(火)
開催時間:18:00~20:30(最終入園は19:30)
会場:六義園(東京都文京区本駒込6-16-3)
アクセス:JR山手線・地下鉄南北線駒込駅から徒歩7分

【問い合わせ先】
六義園サービスセンター☎03-3941-2222
URL:https://www.tokyo-park.or.jp/special/rikugien_lighting/index.html

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供

香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。

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