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東高津子文センター 会議室をリニューアル 児童の居場所作りの一環で

タウンニュース

東高津こども文化センターの模様替え前の会議室(上)と現在の様子=提供写真

川崎市こども未来局はさきごろ、東高津子ども文化センターの会議室をリニューアルしたスペース「シン・コブン(仮称)」を地域に向けてプレオープンした。この事業は、「川崎市の放課後等の子どもの居場所に関する取り組み」の一環で企画されたもの。

市はこれまでも、子どもたちが行ってみたい、過ごしたいと思える居場所を作ろうと方向性を模索してきた。今回、子どもの意見を取り入れた場所を作ろうと取り組み。区の中心部にあり、居場所作りとして最適だったことなどから、同文化センターと東高津小学校が実施対象として選ばれたという。

実施にあたり、市は特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールと乃村工藝社からなる共同企業体に事業を委託。10月に同文化センターで、11月には同小学校でワークショップを開き、小学1年生から中学生まで幅広い年代の子どもたちに「居心地の良い場所」についてヒアリングしていった。

「子どもたちからは、多くの意見が寄せられました」と話す同市子ども未来局の担当者。「1人で過ごせる場所が欲しい」「多くの友達と一緒に話をしたい」などの意見を踏まえ、部屋の隅にソファーを設置、広めの机やラグマットを中央部分に設置するなど「プライバシー」と「オープンな環境」が両立できるよう空間を設計。温かみのある内装を取り入れたことで、落ち着いた場所に仕上げることができたという。

東高津小学校でも

11日には式典が開かれ、北見方町会の藤原忠興町会長や地域の子どもたちが一緒にテープカットを実施。また、プレオープニングイベントとして謎解きゲームも開かれ、約20人が来訪。期間中は子どもたちや、机や椅子で読書や勉強をする、部屋の中央部に設置されたラグマットで友人とテーブルゲームで遊ぶなど、思い思いに新しい居場所を楽しんだ。

東高津小学校でも寄せられた意見を踏まえて空間設計が実施され、2月21日・28日に子ども達に向けて公開された。市はお披露目期間中に子どもたちから利用に関するアンケートを取っており、現在は使用の感想をまとめている。

事業を担当した青少年局の担当者は、今回の事業で実施内容をもとにマニュアルを作成。他の施設でも展開できるように検証していくと話す。「1人ひとりに応じた豊かな放課後の居場所が、地域に広がることを目指していく」と展望を語った。

テープカットに参加した子どもたちと藤原会長(中央)

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