【お墓参り】お線香のあげ方、ろうそくの消し方間違ってない……?やりがち『NG行動』まとめ【お盆】
お墓参りや仏壇の前で「これって正しいのかな?」と迷うこと、意外と多いですよね。 特に、お線香のあげ方やろうそくの消し方にはマナーがあり、知らずにやってしまいがちなNG行動もあるんです。 この記事では、今さら聞けない基本の作法とついやってしまいがちな間違いをわかりやすく解説します。
お線香の正しいあげ方とは?
1. 仏壇の前に座り、仏様に向かって一礼
2. マッチやライターでろうそくに火をともす
3. ろうそくの火でお線香に火をつける ※ライターから直接線香に火をつけるのはNG!
4. 手であおいでお線香の火を消す ※息で「ふーっ」と消すのはマナー違反! 火のついたお線香を下にスッとさげると火が消えるので、手であおぐよりスマートでおすすめ。
5. お線香を香炉に立てるor寝かせる ※本数や立て方は宗派や家庭によって違うので、わからない場合は家の人に確認してOK!
6. おりんを鳴らしてから手を合わせて合掌、深く一礼
7. ろうそくを消す
以上がお線香をあげるときの基本の流れです。
ろうそくの消し方
ろうそくの火も線香の火と同じで息で「ふーっ」と消すのはNGです!
手を扇のようにして仰いで消すか、火消し棒があればそれを使いましょう。
どうしても消えない場合は、親指と人差し指で、ろうそくの芯をそっとつまんで火を消すこともできます。
中心部分はそこまで熱くありませんが、失敗したら火傷をしてしまう可能性があるため十分気を付けてください。
必ず大人がやりましょう!
ついやってしまいがちなNG行動とは?
線香やろうそくの火を息で吹き消す
仏教では、口や口から出る息は不浄とされています。
息で「ふーっ」と吹き消すことは、仏様やご先祖様に息がかかることになってしまい、失礼な行為とされているのでNGです!
お線香をまとめて何本も立てる
宗派や地域、それぞれの家庭によっても違いますが、1~3本を使用するのが一般的です。
それ以上はマナー違反です!
何人かでお線香をあげる場合は、次の人のためにスペースを空けておきましょう。
ろうそくを使わずにライターで直接お線香に火をつける
ろうそくには「不浄を払って清める」効果があるとされています。
近年はろうそくを使わないお宅も増えていますが、できればろうそくに火をつけて、そこから線香へ火を灯すようにしましょう。
仏壇の前でスマホチェックやおしゃべり
仏様に手を合わせるときは、スマホを置いて静かに手を合わせるようにしましょう!
一番大事なのは「気持ち」
お線香のあげ方やろうそくの消し方には、それぞれ意味とマナーがあります。
ただし、近年は住宅事情や供養の仕方もそれぞれで、「こうしなければならない」というルールは減ってきています。
形式にとらわれすぎずに、基本的なマナーさえ守っていればより丁寧な供養が伝わりますよ。
◆yukari.t
葬儀社を営む家に嫁いで10年、アラサー3児の母です。
日常の中で“最期の時間”に寄り添う仕事に向き合ってきました。
そんな経験をもとに、葬儀にまつわる情報や日常マナーをお届けするライターとしても活動しています。
終活アドバイザー・終活ガイドの資格も保有しています。