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【ENHYPENライブレポ】今夏2都市でのスタジアム公演を発表! 圧倒的な存在感を放つ7人のドームツアーを全力実況

ウレぴあ総研

(P)&(C) BELIFT LAB Inc.

グローバルグループENHYPEN(エンハイプン)の3度目となるワールドツアーの日本公演で、3都市6公演で約19万人を動員したドームツアー『ENHYPEN WORLD TOUR 'WALK THE LINE' IN JAPAN(以下、『WALK THE LINE』)』。

ツアー写真「ENHYPEN WORLD TOUR 'WALK THE LINE' IN JAPAN」

最終日となった京セラドーム大阪のステージで、追加公演として今夏、日本の2都市でのスタジアム公演を開催することが発表された(詳細は、後日公式ホームページやSNSを通じて発表予定)。K-POPボーイグループの中では、デビューから史上最速で単独東京ドーム公演を実現し、最速で3都市でのドームツアーが決定。そして、発表されたスタジアム公演。

さらなる飛躍を遂げる彼らの今日本公演のスタートとなった埼玉・ベルーナドームで行われた熱狂のステージ(2024年11月10日)をレポートする。

ツアーテーマは過去から現在、未来への成長ストーリー

2024年10月に韓国・高陽総合運動場メインスタジアムから開幕したワールドツアーは、スペシャルアルバム「DARK MOON SPECIAL ALBUM:MEMORABILIA」や2nd Studio アルバム「ROMANCE:UNTOLD」の収録曲を軸にした構成。ENHYPENが世界への一歩を踏み出した過去から現在、ENGENE(エンジン/ファンの呼称)とともに歩む未来の成長ストーリーがテーマとなっている。

ステージに7人の姿が見え、一人一人の顔が巨大スクリーンにアップで映るたびに歓声が響く。

オープニングを飾ったのは「Brought The Heat Back」。大勢のダンサーを従えた迫力満点の群舞で、早速ENHYPENワールドに引き込んでいく。「FEVER」と続き、挨拶タイムへ。

NI-KI(ニキ)は、“もっと来い”と言いたげに、手で観客を煽るようなジェスチャーをすると、「叫べ~。昨日より楽しめる準備、出来ましたか? しっかり見ていますよ」とニヤリ。

HEESEUNG(ヒスン)が「今日も寒いですね。寒いENGENE、こっちに来てください~。僕が抱きしめてあげる♡」と会場に投げかけると、続くJAKE(ジェイク)は「僕がもっと強く抱きしめてあげますよ」とかぶせてエアハグ。

SUNGHOON(ソンフン)は「寒さが気にならないくらいの温かくて熱い公演を期待してください」と宣言した。

SUNOO(ソヌ)が「じっちゃんの名にかけて、素敵なステージをお見せします」と沸かせると、JUNGWON(ジョンウォン)は「今日家に帰るのが遅くなるとお母さんたちに話してきましたか? お母さん! 娘さんと息子さんは、僕が送ります」と満面の笑み。だが、少し照れくさくなったのか、すぐさま「キャ~。ごめん(笑)楽しく遊んでね♡」と言って愛嬌を見せた。

JAY(ジェイ)は自身で考えたという「公演を楽しむためのマニフェスト」を読み上げる。流暢な日本語で「プレッシャーがハンパねえな(苦笑)、ここでスベると気まずくなるので、ちゃんとお願いします」と会場に語りかけ、「1、今日ENGENは家に帰らない。2、明日はない。ENHYPENと一緒に一晩中遊ぼう!」と高々と宣言。最後に「今日一緒に楽しむENGENは、叫べ~」と雄たけびをあげ、ヒップホップサウンド「ParadoXXX Invasion」でパフォーマンスを再開。

「Future Perfect (Pass the MIC) [Japanese Ver.]」ではJUNGWONが、無数にマイクが突き立てられた演説台に立ち、観客をアジテートする演出が。クライマックスにはSUNGHOONのウインクに悩殺される観客続出! JAYの雄たけびでフィニッシュすると、ENGENEも熱狂の歓声をあげた。

黄色い歓声が響き渡る会場

VTRを挟み、青の光に包まれたステージに、白シャツと黒のパンツに身を包んだ7人が再び現れた。

気品溢れる姿はどこかの王国の王子様のよう。デビュー曲の日本語バージョン「Given-Taken [Japanese Ver.]」ではHEESEUNGが矢を放つようなジェスチャーをすると、スクリーンに映る塔が燃え上がった。

ここから始まるのは、日本初披露となるユニットステージだ。02LINE(2002年生まれ)のJAY、JAKE、SUNGHOONは廃墟となった城の階段のようなセットに座り「Lucifer」を美しい声で歌い上げる。続くHEESEUNG、JUNGWON、SUNOO、NI-KIの4人は、都会的で洗練された「Teeth」を披露。JUNGWONがジャケットをはだけさせると、会場に黄色い歓声が響き渡った。

JAYが得意のギターをかき鳴らした「Blessed-Cursed [Japanese Ver.]」、ENGENEの大きな応援法が響いた「Bite ME(Japanese Ver.)」、7人がキュートに歌い上げた「Highway 1009」と続き、ここまでのライブを振り返るトークの時間に。

SUNGHOONが「「TEETH」のNI-KIのキリングパートが良かった。もう一回見せて」とリクエストすると、NI-KIがセクシーに“おかわり”ダンス。JAKEがSUNGHOONとJAYに振付を伝授するが、JAYとSUNGHOONはおふざけモードを発動し、へんてこダンスに。このONとOFFのギャップもENHYPENの魅力だ。

7人は、NI-KIの「近くに行くよ~。2階~!」の声を合図に、トロッコに乗り込み、ペンライトの光でレインボーに輝くアリーナを移動しながら「Your Eyes Only」を披露。JAKEが考案した“愛している”サインをENGENEと送りあった。

メインステージに戻ると、パフォーマンス中心のセクションに突入。「Tamed-Dashed [Japanese Ver.]」「Sweet Venom」と人気曲でギアを上げると「Go Big or Go Home」のダンスブレイクで、会場の盛り上がりは最高潮に!

衣装チェンジを挟み「Hundred Broken Hearts」「Still Monster」まで畳みかけると、続くは今回日本初披露となる「Moonstruck」。超絶セクシーな振付とフォーメーションダンスは圧巻の一言で、「パフォーマンス職人」と称されるENHYPENの真骨頂を見た気がした。

本編最後のMCへ。話題は「Moonstruck」のキリングパートの振付について。

NI-KIが「僕とSUNOOさんでSUNGHOONさんを持ち上げるのですが、二人の手の長さが違いすぎてSUNGHOONさんに“ちゃんとやって”と言われてしまうんです」と暴露すると、SUNGHOONは「空中で乱気流に入った飛行機になった感じがするんですよ。けっこう大変です」と苦笑いした。

そして最後の挨拶の時間がやってきた。

JAYは「ENGENEの皆さんがいるおかげで僕たちがここに立つことが出来ます。皆さんを幸せにするのが僕たちの仕事なので、それを忘れずに活動するENHYUPENになります」と約束。

SUNOOは「昨日もすごく楽しかったけど、今日も楽しくステージができてうれしかったです」とニコリ。

JUNGWONは「日本なので両親が来ることは叶わなかったのが残念です。ドームですがほぼ野外ステージですよね(笑)。野外の方が楽しいと感じます。ENGENEの皆さんのおかげで昨日よりも温かい気がします」と優しく語りかけた。

個々のキャラが光る、メンバーからの挨拶

SUNGHOONはこの日が2ndフルアルバムのリパッケージ盤「ROMANCE : UNTOLD -daydream-」でのカムバック前日だったこともあり「なんだかネタバレしちゃいそうで、ウズウズしています」といたずら顔。焦って「ダメ!ダメ!」と止めるメンバーたちの姿がかわいい。

JAKEは「ENGENEの皆さん、今日は楽しかったですか?」と語りかけると「“福岡で”~」と開催地名を間違える痛恨のミス! メンバーたちから「埼玉です!」と総ツッコミを受けると、恥ずかしそうな表情を見せた。そして「ENGENEの皆さん! 僕は埼玉が好きになりました。野外なので“(日本語で)ちょっと寒いですよね”。でも皆さんのおかげで“(日本語で)熱い”公演になりました」と日本語と韓国語を混ぜてコメントし、ファンを喜ばせた。

HEESEUNGは「埼玉でのコンサート、(皆さんが)最高に楽しんでいるのが感じられました。福岡でまた会いましょう」とキラースマイル。

NI-KIは「今日はこれまでのツアーの中で一番自分らしさを見せられた気がしてすごく良くて楽しかったです。日本の水を飲んで、もっとエンジンが爆発した感じがしました。日本人だからね。大阪、福岡でも後悔させません」とこれから行われる公演に期待を持たせ、「ENGENE、これからもずっと一緒にいますよね? いつもENGENEの味方ですし、ENGENEのそばを離れないので……」というと、「浮気すんなよ!」と絶叫。急な“男モード”に会場は大いに沸いた。

すると、JAYも「今回のツアーを通して、ENGENEの皆さんと歩いていく未来が楽しみです。一緒に歩いていくその手を離しちゃダメですよ。信じていいよね?」と手を差し出すジェスチャー。

「もう一つ準備したことがあるでしょ?」とJAYに振るJUNGWON。JAYは照れながらも「僕は絶対離さないよ」と決め顔をし観客の心を撃ち抜いた。

最後はJUNGWONが「ENGENEと一緒に歩く道が、いくら険しくても僕たちがその道を花畑にしていきます。信じても大丈夫です。以上、ENHYPENでした!」と締めくくると、スモークがたかれる中、HEESEUNGがグランドピアノでイントロを奏で、7人で「XO (Only If You Say Yes)」を披露し、ファンソングの『Paranormal』でENGENEへの愛を届け、ステージをおりた。

アンコールでは再びトロッコに乗り、スタンド席のファンたちに挨拶。3時間に渡る熱いライブの幕を閉じた。

今夏のスタジアム公演の情報はENHYPEN JAPAN OFFICIAL SITEにてご確認ください。

(韓流ぴあ/酒井美絵子)

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