暮らしのエッセイで特別賞を受賞!益川知実さん(印西市在住)
柏駅そばの文章教室に通う益川知実(ますかわともみ)さん(75)が、愛媛県主催「愛顔(えがお)感動ものがたり」エピソード部門一般の部で、特別賞を受賞しました。
書くことが大好きな少女だった
映画などの脚本家だった父親の影響もあり、子どもの頃から書くことが大好きという益川さん。
中学生の頃には小説をしたため、書き上げるたびに父親に見てもらっていたそう。
「あまり褒められなかったけれど『書き続けなさい』と励まされました」と振り返ります。
やがて結婚し、第1子が誕生。
その頃に童話のコンクールで佳作に入賞しますが、第2子を授かって以降は書くことから離れていました。
離婚、再就職を経て執筆を再開
30代で離婚を経験。
子どもと3人での暮らしがスタートします。
生活のために2年間簿記学校へ通い、1級の資格を取り正社員として勤務。
定年後の雇用延長も勤め上げました。
その間に、働きながらシナリオ教室へ通うなど執筆を再開。
映画製作にも携わりました。
この8年ほどは俳句やエッセイも書いています。
今回のコンテストは、テーマが「笑顔と感動」と知って応募を思い立ったそう。
作品「ご飯のケーキ」には、幼かった子どもたちとの思い出が描かれています。
益川さんは「後期高齢者になり、なんとなく気分が沈んでいた矢先に受賞の知らせが。シングルマザーになった時と今回と、子どもたちには2度背中を押してもらいました。作品には自分が反映されるので、自分史ともいえます。まだまだ書いていきたいですね」と語ってくれました。
(取材・執筆/すずこ)
愛顔感動ものがたり
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