ワンランク上の炉端焼き? 「土鍋と魚貝Yuge」に行ってみた【北九州市小倉北区】
JR「小倉駅」より徒歩3分。北九州市小倉北区魚町にある「土鍋と魚貝Yuge」は、今年4月で開店1周年を迎えました。
居酒屋とは思えないクオリティの料理をカジュアルに楽しめると聞き、ワクワクしながら実際に行ってみました。
モダンかつレトロさを感じる店内
「Yuge」は小倉の人気店「炉端のくろ兵衛」の店長が手掛ける2号店としてオープン。
店長の馬渡さんによると、くろ兵衛との親和性も持たせながら、違う魅力を堪能できるコンセプト作りに苦労したとのこと。その苦労の甲斐もあり、現在では見事に小倉の街になくてはならない店へと成長しています。
店名の「Yuge」は、出来立ての料理から湯気が出る光景から発想を得たもの。客席から見えるオープンキッチンにはタイルを装飾し、温泉感が漂う湯気を演出。
1階はカウンターメインですが、奥のテーブル席もカウンターに繋がっており、同じように焼き場が見えて炉端焼きの臨場感が味わえる配置になっています。
一方、“モダンさ”と“レトロ感”が融合した2階席は、ワンランク上の雰囲気。1階とは一味違うコンセプトのラグジュアリー感があり、洗練された個室は接待にも使えそうです。
食材に一切妥協なし こだわりのメニューの数々
では「土鍋と魚貝Yuge」の魅力である、肝心のグルメを紹介します。
活きアワビが踊る?<刺身の盛り合わせ>
まずは、目を惹く刺身の盛り合わせ。地場の旬な魚貝が美しく盛り付けられ、様々な味付けで素材を楽しめます。
柑橘のしぼり汁で踊る活きアワビの姿が楽しめるのも醍醐味です。
豪快なビジュアル!<黒毛和牛カルビ肉じゃが>
次に、ビジュアルインパクト抜群の黒毛和牛カルビ肉じゃが。じゃがいもは丸ごと、カルビはブロック肉を大胆にカットした豪快な逸品。
カルビの脂と甘めの味付けが融合して、お酒のアテにピッタリです。
ホロホロの<牛テールの黒胡椒焼き>
さらに、お店のスタッフが目の前でホロホロにほぐしてくれる牛テールの黒胡椒焼き。
この味付けじゃないとダメ!と思えるほど、黒胡椒と相性ピッタリ。
1周年を迎え登場した新たなメニューも
1周年を迎え、新メニューも登場。今回はその中からいくつかをピックアップします。
青森から直送!<活きホタテのバター醤油焼き>
炉端に欠かせない活きホタテの焼き物。
青森・陸奥湾から直送された、新鮮肉厚でプリプリなホタテはバター醤油にピッタリです。
海老味噌もトッピング!<丸ごと海老グラタン>
大ぶりな赤海老を丸ごと使用した海老グラタン。
海老味噌が織りなすグラタンは、オリジナリティ溢れる逸品です。
蒸したエキスでラーメンにも!<魚貝の陶板蒸し>
魚貝の陶板蒸しはさまざまな魚や貝、海老などを酒蒸しにすることによって、想像を遥かに超えてくるお出汁が完成。
そのエキスを余すことなく使い、シメのラーメンにもできるそうです。
1番人気!<銀鮭とイクラの土鍋ご飯>
忘れてはならない看板メニューの土鍋ご飯。
色々な具材があるので目移りしましたが、1番人気はコレです、銀鮭とイクラの土鍋ご飯。
唐津の棚田で採れた特Aコシヒカリが使われており、ご飯だけでも美味しいのに、そこに銀鮭とイクラの親子が混ざり合い、何もいうことはありません。
控えめながらブレない想い
取材に応じてくれた馬渡店長は、あっけらかんとした明るい雰囲気なのに、発する言葉がとても謙虚で控えめな印象。「とにかく敷居の高すぎない、ワンランク上のおもてなしでお客様の期待に応えていきたい。これに尽きます」と語ってくれました。
控えめに話してくれましたが、ブレない想いはストレート。この姿勢がお客様を惹きつけて、人気店に成長させているのだと筆者は思えてなりませんでした。
一度訪れたら、ワンランク上の洗練されたお店のパワーとセンスがきっと分かると思います。
詳しくは「土鍋と魚貝Yuge」インスタグラムで見ることができます。
<土鍋と魚貝Yuge>
■住所/北九州市小倉北区魚町1-6-1
■電話/093-953-6644
■営業時間/17:00 〜23:00
■店休日/お正月を除き店休日無し
■駐車場/なし
※2025年5月19日現在の情報です。
(ライター・ふくちゃん)