【リアル給与明細】30歳、人事総務。食費を減らしたい。残業で自炊する時間がありません【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【30歳 人事総務】
【リアル給与明細】30歳、人事総務の場合
プロフィール
30歳、男性
人事総務
▼現状
労働時間：月168時間(残業18時間)
ボーナス：180万円
家族構成：1人暮らし
世帯年収：600万円
【相談内容】自炊を行いたいですが、残業の影響で時間がなくお弁当を購入しているため、食費が高いです……。
解説するのは……
◆綾瀬わか
FP2級ライター。元中学校・高校の国語教員。
資産形成や社会保険、教育等に関するお悩みを解決するお手伝いをしています。教員時代のスキルを生かして、相手に寄り添いながらわかりやすくアドバイスすることが得意です。より多くの方々が安心して生活できるようにお役に立ちたいと思っております。
平均よりも高めの給与水準
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同世代の平均年収は総合事務で約483万円*。
質問者さんの年収は600万円ですので、平均よりもかなり高めの給与水準と言えます。
*……参考：厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
ただ、責任者の職務手当をもらえておらず、給与にご不満があるとのこと。
ちなみに総務課長クラスですと、厚生労働省「jobtag」によれば質問者さんと同世代の平均年収は約680万円*。こちらと比べるとやや低いとも言えます。
*……参考：厚生労働省「jobtag」
これからも同じ会社で勤務されるご予定でしたら、職務に見合った手当をもらえるよう、交渉してみるのはいかがでしょうか。
食費は月5万円をめざして
質問者さんと同収入帯単身者の平均食費は月49,545円*。
一日あたりで換算すれば約1,652円です。
まずはこの金額をめざして対策を考えましょう。
*……参考：総務省「家計調査/家計収支編 単身世帯 詳細結果表」
おすすめは、月初めに食費5万円を現金で下ろしておくこと。その中から支払うようにすると、残金が常に分かるので効果的です。
休日の作り置きで食費を節約
忙しい人でも実践しやすいのは、休日の作り置きです。
残業後に疲れて帰宅しても、あらかじめ冷凍しておけば解凍するだけで簡単に食べられます。買い物も週1回で済むので無駄遣いが減る効果もありますよ。
まずは夕食の主菜だけ作るなど無理のない目標を立てましょう。
一方で、あまりに忙しいときはお惣菜を買ったり外食を利用したりして、休養にエネルギーを回すことも大切。
ご自身が実践しやすいラインを見つけてくださいね。
まとめ
・平均よりも高めの給与水準だが、職務手当をもらえるよう交渉も必要。
・食費は月5万円をめざして。
・休日の作り置きで食費を節約。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。