喜寿の感謝こめコンサート 内村さん 歌で観客と一体
綾瀬市落合南在住の声楽家・内村寛治さんが、11月４日にオーエンス文化会館で喜寿の感謝を込めたコンサートを開いた。
内村さんは横浜市立盲学校時代にサクソフォンを演奏し始め、全国盲学生コンクールで１位となった。その後藤原歌劇団でオペラを学んで経験を積み、40歳からソロ活動を開始、テノール歌手として数々のコンサートなどに出演している。
この日は息子の将太郎さんや親交のある山本義人さん、佐藤一昭さんと共演。ピアノは妻の由生子さんが奏でたほか、来場者も加わって「フニクリ・フニクラ」を合唱し会場が一体となった。内村さんは「視力を失ったが、皆さんが家族のように接してくれたおかげで、ここまで来られた」と感謝を語っていた。