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助成金がもらえる最後の年齢で不妊治療! はたして結果は?

たまひよONLINE

13歳と1歳の12歳差姉妹の母で、在宅でWebライティングやデータ入力などの仕事をしている“たんぽぽ”です。1人目は自然妊娠、自然分娩で出産しました。
その後、稽留流産や死産を経験するも、もう一度赤ちゃんを育てたいという思いから不妊治療を決意。なかなか思うような結果を得られず落ち込むこともありましたが、治療を続けました。
不妊治療を始めたきっかけや、治療をどのように進めていったのか、当時の気持ちとともにお話します。

始めるなら今! 助成金のタイムリミットは42歳


1度流産したあと長女を出産し、その後2度の稽留流産。そして最後の流産から5年が経過していました。当時10歳の長女に「弟か妹が欲しいか」と改めてたずねたところ、「欲しい」と言ってくれたことをきっかけに、夫婦で2人目について真剣に話し合いました。

36歳という年齢から計画的に取り組んだ方が良いと判断し、排卵検査薬を使った独自の方法で4回ほど取り組みましたが、なかなか妊娠できませんでした。国の制度を調べたところ、不妊治療の補助金が得られる年齢は42歳まで。主人の同意を得て、病院で不妊の相談をすることにしました。

この病院は、5年前に流産した子を授かったとき不育症の相談をした病院です。これまでの経緯も病院が把握していて、私も緊張することなく安心して通院できると判断して選びました。

不妊治療の検査。夫婦で検査をした結果は?


不妊治療は、過去の流産に関する確認や、以前受けた検査の内容確認から始まりました。病院で開催されている「不妊セミナー」にも夫婦で参加して、治療の流れや費用について再認識し、資金が続く限り頑張ろうと決意しました。

私は、血液検査やAMH検査(卵子の数を調べる検査)のほか、卵管造影検査を受けました。夫は、血液検査と精子の検査を受けました。その結果、精子の運動率の数値が芳しくないため、タイミング法を含め自然妊娠は難しいとのことでした。

ある程度の覚悟はしていたものの、やはり大ショック…。 帰宅後、亡くなった子どもの仏壇に手を合わせて「よし、がんばろう」と、気持ちを切り替えました。

その後、人工授精を2回しましたが、妊娠には至らず。少し落ち込みましたが、「まだ時間はある」と、自分に言い聞かせていました。

「数よりも質」という医師の言葉に励まされた採卵


次のステップは体外受精です。排卵を促すため、自分で腹部に注射しなければなりません。病院で練習したとはいえ、自分で自分に注射をするのは緊張します。

採卵できた卵の数が少なかったため不安になりましたが、「数よりも質が大切だから」という医師の言葉に励まされました。採卵は合計4回。質の良いものを採卵できなかった時は、「その時の体調にもよるから、次回は1度お休みしましょう」と、先生が気持ちを楽にさせてくれたこともありました。

受精後に卵を子宮に戻すと、黄体ホルモンの充填も自分でします。こちらは、座薬のような感じで膣から決まった時間に自分で入れるのですが、入れた後は最低でも30~40分動いてはいけないと言われていました。そのため、外出予定がある時は特に大変でした。

「これで最後だ! 」と臨んだ顕微授精


2度の体外受精でも妊娠できなかったため、次は体外受精とともに顕微授精も挑戦しました。双子になる可能性があるけれど、妊娠率を高めるために卵を2つ子宮に戻すそうです。

この時、私の年齢はすでに42歳でした。もうじき43歳になろうとしています。助成金制度を利用できるのもこれが最後。もしこれで妊娠できなかったら諦めるか、どこからか費用を調達しなければ厳しい状況でした。ずっと悩んでいましたが、「全ては結果が出てから決めよう」と思いました。

最後と決めて臨んだ、顕微授精の妊娠判定日がやってきました。いつもながらこの日はドキドキします。尿検査とエコー検査で、医師が「着いてる、着いてる」と言ってくれたときは、嬉しさと驚きとで「ありがとうございます」と言うだけで精一杯でした。

妊娠してからも、「また流産したらどうしよう…」と不安な日々でした。しかし周囲の協力もあり、妊娠38週目に体重2444g、身長45.6cmの次女を出産することができました。
今では12歳上の娘が次女を毎日かわいがってくれ、次女もお姉ちゃんが大好き。仲良く遊ぶ姿や日々の成長に幸せを感じる毎日です。
「高齢出産になるから」「貯金がなくなるから」と諦めずに、不妊治療に臨んで良かったと思います。子育てを楽しみながら、将来のためにまたコツコツと貯金していきます。

[たんぽぽ*プロフィール]
12歳差姉妹の母で、自営型テレワークを在宅でおこなっています。上の子の時と比べ、育児グッズの進化に驚きながら、子育てを楽しんでいる毎日です。「生まれて来る子どもはみんな奇跡」と感謝の日々を過ごしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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