読み終わった「新聞紙」の活用術。「思いつかなかった…!」「いざというときに使える!」
ご自宅に読み終えた「新聞紙」はありませんか? 軽くてコンパクトにたためる新聞紙は、災害時に必要な生活用品の代わりになってくれる、とても役立つアイテムなのだそう。今回は、“新聞紙で意外なものを作る方法”をご紹介します。
「新聞紙」が災害時に役立つアイテムに
地震や台風など、災害の多い日本では日ごろからの備えが大切ですよね。
避難時に持ち出せる荷物には限りがありますが、コンパクトに収納できる新聞紙を入れておくと、さまざまな生活用品として代用できるのだそう。
今回は、新聞紙でコップを作る方法をご紹介します。
「新聞紙」でコップを作る方法
この方法には、正方形の大きめの紙が1枚必要です。
新聞紙は薄いので、強度を出すためにまずは2枚重ねの正方形にします。
1.新聞紙1枚(1面分)を縦長になるように置き、半分に折ります。
2.横長の形になったら、右辺を上辺に沿うように三角に折り上げます。
3.三角形からはみ出た部分(赤い線のところ)を切り離します。
4.三角に折ったところを開くと、2枚重ねの正方形になっています。
紙で作るコップは、この正方形から作ります。
1枚でも丈夫なチラシなどは、ここから作り始めてください。
5.正方形の紙を三角になるように折ります。
6.左右の角を、写真のように重なるように折りたたみます。
7.上部の三角の部分の手前の1枚(2枚重ねの場合は2枚)は手前に、後ろ側の1枚(2枚重ねの場合は2枚)は後ろ側に折ります。
8.上部を開いて、コップの形にします。
底になる部分は外側に三角に折って底面を作ったら完成です。
使用する際は、ラップやビニール袋をかぶせてくださいね。
実際に使ってみた結果は……?
こちらの方法で大小いくつかのコップを作ってみましたが、全てのサイズで立った状態を長く保つのは難しかったです。
次に、実際にラップをかぶせて水を入れてみたところ……
しっかり立ちました!
水を入れた状態で10分ほど置いてみましたが、倒れることもこぼれることもありませんでした。
中の水を飲んでみたところ、少し飲みづらくはありましたが特に問題なくコップとして使用できました。
使い終えたあとは、ラップを交換すればコップ自体は何度でも使用可能です。
新聞紙で作ったコップは、水がある程度入っていれば、水の重みで安定して自立してくれました。
残りが少なくなってきたら、倒れないように注意が必要です。
この方法なら、コップがなくても感染症などの不安を感じることなく、みんなで飲み物を分け合うことができますね。
いざというときに備えて、ぜひ覚えておいてくださいね。
鈴木杏/ライター