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書籍『Sketches of blue（スケッチ・オブ・ブルー）：１巻アメリカ合衆国編』が2025年3月14日に発売。

本著は、人気漫画『BLUE GIANT』の主人公である宮本大の熱く燃える姿に心を打たれた編著者が、宮本大の軌跡を追うようにひとりカメラを抱えてシアトルからニューヨークまでアメリカを横断し、現実世界のジャズ鳴る景色をキャプチャーした作品。

10都市分が10章にまとめられ、都市ごとのランドスケープによる旅情感に、無名のローカルアーティストから新進気鋭の人気奏者、ヨーロッパから遠征中のアーティストまで、これでもかと収められたサウンドスケープ。ベージをめくるごとにその演奏が聴こえてきそうな臨場感が溢れ、１都市ごとに置かれたエッセイからは、聖地巡礼を狙った当初の意図から”ライフワーク”ヘと変貌した様子を窺い知ることができる。

音楽や旅、写真などいずれのカテゴリーでもポーダレスに楽しめる新感覚書籍となりそうだ。

ただJAZZが好きだから、BLUE GIANTが好きだから、そんなシンプルな理由で、著者は誰に請われたわけでもなく全米を彷徨い、見事一冊の本に仕上げてしまった。しかも自ら版元となって本にするなんて、この出版不況の時代に何たる冒険家だ。これは究極のJAZZ、あるいはBLUE GIANTの同人誌だ。ただ過剰な熱意で造られた、その純粋なアティチュードにおいて。

佐藤健寿（写真家）

アメリカやっぱでけー！！こんなに空気の違う街がいっぱいあって、無数のジャズクラブでローカルレジェンドや世界を旅するスターたちが夜な夜な演奏している。そこに居合わせた三浦さんが切り取る奇跡的な日常の記録。自分が18歳のとき、小さい頃から続けていたピアノを頼りに思いつきのように音楽大学留学という名目で大舵切って渡米したことを思い出した。そうやってこの本を読んで、自分の冒険の一歩を踏み出すきっかけになったら最高よね。

BIGYUKI（キーボード奏者）

スケッチ・オブ・ブルー(１巻アメリカ合衆国編）

編著・写真：三浦信
仕様： B5変判160頁並製
発行：株式会社コラクソー
直取引代行：株式会社トランスビュー
本体：2,300円（税別）