熊本プレDCが4月開幕、3種のおトクなきっぷで熊本県を巡ろう
2016年の震災から復興へ着実に歩んできたその姿を、そして令和2年7月豪雨で大きな被害を受けた人吉・球磨地域が復興に向け立ちあがる姿を強力に発信し、熊本県の様々な魅力を伝える「熊本デスティネーションキャンペーン」。熊本地震から10年の節目となる、2026年夏に開催される予定です。
これに先駆け、2025年4月から9月末までの半年間にわたり「熊本デスティネーションキャンペーン・プレキャンペーン」(熊本プレDC)が行われます。
JR九州とJR西日本が熊本県、熊本デスティネーションキャンペーン実行委員会の協力のもと行うもので、2019年夏の熊本DCのレガシーとして引き継がれるキャッチコピー「もっと、もーっと!くまもっと。」を踏襲しつつ「アツい、ワクワク、新体験」を掲げ、熊本の魅力を伝えます。
期間中はJR九州やJR西日本の駅での専用パンフレット配布やポスター掲出、デジタルサイネージでの放映などで、阿蘇、天草、人吉・球磨、水俣・芦北エリアを中心に、自然や食、アクティビティなどを紹介します。
そんな熊本プレDCを楽しむのにちょっとおトクなきっぷの情報も。本記事では周遊に便利なきっぷを3種類紹介します。
「くまもっとJR周遊きっぷ」
熊本県内のJR線が乗り放題のきっぷ。2日間用は大人5,000円/こども2,500円、3日間用は大人6,000円/こども3,000円で発売。
[設定区間]
鹿児島本線:荒尾~八代
豊肥本線:熊本~滝水
三角線:宇土~三角
設定区間の普通・快速列車と在来線特急列車の普通車自由席が乗り放題です。またD&S列車など特急列車の普通車指定席も、2日間用は2回、3日間用は3回乗車することができます。ただし、新幹線には乗れません。
[発売期間]
2025年3月25日(火)~9月22日(月)
※3日間用は9月21日(日)まで
[発売方法]
JR九州インターネット列車予約
[受取方法]
JR九州のみどりの窓口または指定席券売機
「くまもっとのりきっぷ」
MaaSアプリ「my route」にて事前決済して使用するタイプのきっぷ。2日間用が大人7,000円/こども3,500円で、JRだけでなく肥薩おれんじ鉄道や南阿蘇鉄道、熊本市交通局の路線(バスは対象外)にも乗ることができます。
[設定区間]
鹿児島本線:荒尾~八代、三角線:宇土~三角、
豊肥本線:熊本~滝水
肥薩おれんじ鉄道:八代~袋(おれんじ食堂除く)
南阿蘇鉄道:全線(トロッコ列車除く)
熊本市交通局:全線(バスは対象外)
また、設定区間内の在来線特急列車の普通車自由席にも乗り放題。新幹線には乗車できません。MaaSアプリの事前決済で完結するため、熊本県内の鉄道を色々見て回ろうという時に使い勝手の良いきっぷですが、「おれんじ食堂」や「トロッコ列車」など楽しそうな列車は対象外です。
[発売期間]
2025年4月15日(火)~9月29日(月)
[利用期間]
2025年4月15日(火)~9月30日(火)
「くまもっとB&Sみやざききっぷ」
上記2種類のきっぷ(くまもっとJR周遊きっぷ、くまもっとのりきっぷ)いずれかお持ちの方だけが購入できるおトクきっぷです。高速バス「B&Sみやざき」のJR新八代駅~人吉IC間が設定区間となっています。
発売金額は大人1,200円/こども600円。なお、「B&Sみやざき」は全車指定席となっており、出発日の1ヶ月前10時から発売しています。
[発売期間]
2025年3月25日(火)~9月30日(火)
[利用期間]
2025年4月1日(火)~9月30日(火)
このほか、D&S列車の特別運行やシンガーソングライター杉本琢弥さんと熊本を盛り上げるタイアップ企画など、プレDC期間中ならではの特別企画も予定されています。詳細は熊本プレDCの特設サイトをご確認ください。