NEO JAPONISM[ライブレポート]圧巻のパフォーマンスで真冬の野音に大熱狂を生み出した5周年ワンマンライブ「もっともっといろんな景色を見たいと思っております!」
NEO JAPONISMが、12月14日(土)に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で5周年ワンマンライブ<野音闘人祭>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
“闘う”をコンセプトに2019年12月14日にデビューした新生NEO JAPONISM(ネオジャポ)は、過去最大級のワンマンライブを日比谷野外大音楽堂で行なった。デビュー時より前衛的なサウンドとド派手な演出、強靭なライブパフォーマンスを武器とするNEO JAPONISMは、真冬の野音でもまざまざとそのすべてを体現した。
ライブ前から“共に満員の野音を”と掲げ、多くのプロモーション活動を行なったNEO JAPONISMのワンマンライブにはゲストを含め、約3,000人が集った。
開演5分前、突如現れた和楽器チームによる演奏が始まる。徐々に緊張感が増していく中、定刻になると会場の照明が一気に暗転。お馴染みのSE(NEO START)が響く。注意事項を読み上げるSEとともにステージ上に並べられた5枚の大型ビジョンでは映像演出がスタート。
“NEO START”のアナウンスの後、会場の歓声とは裏腹に物語の始まりのような壮大な特別SEとオープニング演出が始まる。和楽器の演奏に合わせ、黒い旗を掲げた5名のダンサーと刀を携えて3名のダンサーが登場。SEのテンポチェンジとともにダンサーの持つ黒い旗が激しく光り始めた。
和楽器と和風のオープニング映像の一方、最新技術を取り入れたLEDフラッグではサイバー感のある映像演出が成される。グループ名を体現するオープニング演出に合わせて主役のメンバー5人が登場。それとともに満員の野音が盛り上がる中、1曲目は「Buster Buster」。
滝沢ひなのが“レディース&ジェントルメン! 野音闘人祭の始まりだー!!”と叫ぶと同時にセットの中から大量の煙が噴射。<野音闘人祭>の口火が切られた。
代表曲の「Carry ON」を経て、シンガロング演出でスタートしたグループコンセプトを体現する「Fight For The Right」を投下。攻撃的なサウンドが続いた後に、新アルバム『EGOIST』に収録された「Show Case」をライブ初お披露目。ゴシックなサウンドと激しいギターが鳴り響く中、力強くも繊細な歌声を届ける。
「GAN!GAN!HERO!!!!!』では、定番の曲中演出でメンバーの朝倉あいが板蹴りに挑戦。見事(?)に5枚を蹴り割ると、会場に笑顔が溢れる。「rewind the story」では、会場の盛り上がりは最高潮に。
オープニングから6曲を連続で披露した後は、ダンサーとのダンス演出を含めた「identity」と「TRAUMA」へ。突如ステージから姿を消したメンバーは、数秒後にステージ後方に用意された高さおよそ2メートルのステージへマイクスタンドを持って登場。
「SNIPER -Rock ver.-」を歌い上げ、メインステージに降りると、オープイニングの和楽器チームとダンサー総勢16名での「TOMOSHIBI -Remix ver.」をパフォーマンス。
序盤のド派手な盛り上がりから、魅せるライブパートを終えたNEO JAPONISMは立て続けに3曲をメドレーで歌唱。「VIVA LA DANCE」で会場をダンスフロアにしたかと思えば、「Signal」では冬の野音を包み込む歌声と3,000人の振りコピで会場を1つに。楽曲パフォーマンスとともに表現の幅を意識させた構成となった。
ここまでで15曲をパフォーマンスしたメンバーは、まだ休む様子がない。立て続けに攻撃的なメタル調の「Blaaaaaze!!」「KAMINARI」を披露し炎と雷で会場を支配したまま「Silver Scales」「ゆるゆらオヤシロガール」をしっとりと歌い上げる。
ここまで約90分MCなしのノンストップライブを届けたNEO JAPONISMに、フロアからは大きな拍手が送られた。
会場に集まるファンとの想い出を集合写真に収めた後、滝沢ひなのがMCを始める。
滝沢ひなの(MC抜粋):
5周年ですね、NEO JAPONISMが。
自分たちは、デビューしてからトントン拍子にウマくいったわけではなくて、いろんな壁にぶつかりながらも今日みたいな日を迎えられてるのは、ここにこうやっておられるのはあなたのおかげです。本当にありがとう。
当たり前だったことが突然当たり前じゃなくなることがあってつらい時に、近くでずっと支えてくれてる人がいて、それに気づかせてくれたみんなのおかげで、本当にここまで走ってこれたんですよ。
自分らはみんながくれた大事な今日とかこれまでに感謝の気持ちでいっぱいです。
今日もしかしたらめちゃめちゃしんどくて、ここに来てる人もおるかもしれんし、楽しみにして来てる人もおるかもしれんし、この先もしかしたらなんかちょっとつらかったりする時があると思うけど、でも自分らはここに立って、ここに立って、みんなに、みんなに、立ち上がってほしくて、気づいてほしくて、だからこれからもこのステージに立って歌い続けます。
みなさんこれからもよろしくお願いします!
忘れそうになった時は、この曲聴いてみんなが思い出せたらいいなって思って、あなたに向けて作りました。聴いてください。「きづいて」。
滝沢ひなの自身が作詞作曲を手がけた「きづいて」を届けると、「Spica」や「sky」などのグループの代表曲を歌い上げる。
本編ラストは、“会場全員で始めよう!”と両手と歓声が上がりながらの「幸せなんだ」。普段滝沢ひなのが歌う冒頭パートでは、3,000人の歌声が響いた。5年間走り続けたNEO JAPONISMは、歌詞の1文字1文字を噛み締めるように幸せを歌ってステージを去った。
鳴り止まないアンコールの中、再び登場すると、5年間どんな時も諦めずに走り続けた想いと感謝のメッセージを込めた「All of us」をパフォーマンス。
ユニゾンパートの少ないNEO JAPONISMだが、この曲は最初と最後がユニゾンパート。観客に向けた冒頭と、メンバーが輪になって、それぞれの顔を見合いながら歌うラストのユニゾンパートは、“これまでありがとう。これからもよろしく”と伝え合うようであった。
メンバー1人ひとりが感謝のMCを終えると、ラストは「トゥ・ザ・フューチャー」。
《行かなくちゃ これから始まるお話があるから
最後の魔法が解けた日からこの道は続いているんだ》
これまでの想いをすべて背負って未来へ向かうNEO JAPONISMが最後の曲を歌い上げると、真冬の野音に放たれたメッセージ入りの金銀のテープがキラキラと輝く。
約2時間、全26曲をパフォーマンスしたメンバーは、誰1人涙を見せず、笑顔でステージをあとにした。
フロアからの拍手が鳴り止まぬ中、5周年ワンマンライブ<野音闘人祭>は幕を閉じた。
【メンバーMC】
滝沢ひなの:
めちゃくちゃ楽しかったです!
本当にみなさんありがとうございます!
まずはみなさん野音に立たせてくれてありがとうございました。
いっぱいいっぱいの人のおかげでここに立てたし、この5人でここに来れてここに来れて本当にめちゃめちゃ嬉しいし、ライブ中超楽しくて曲が1個1個終わるのマジでなんかやばかった!
マジでみんな風邪ひかないでください!
本当にありがとうございました!
朝倉あい:
改めてワンマンライブお集まりいただきありがとうございます!
これ止まったらめちゃくちゃ寒いんだね。
なのに、みんな大丈夫かなと思うけど、ここまでぶっ通しのライブついてきてくれてありがとうございます!
今日で5周年を迎えるんですけど、振り返ってみると本当にいろいろな経験をさせてもらえたなと実感していて、それは普通のことじゃなくてみんながいてくれたからできたことがたくさんあって、5年間やってきて楽しいこと以外にもいろんなこと、はじめて感じる気持ちとかいろいろあったんですけど、そう感じさせてくれたのもみんなのおかげです。
これからもし、この先どんだけきついなと思うこととか、いろんな壁にぶち当たっても今日見たこの景色を絶対に絶対に忘れずに次に繋げていこうと思ってるので、みなさんこれからもネオジャポをよろしくお願いします!
今日はありがとうございました!
瀬戸みるか:
まずは、野音闘人祭に来てくださりありがとうございました!
始まる前からすごい緊張してて、どれぐらいの人が集まってくれるかとかすごい緊張してたんですけど、ステージに立った瞬間みなさんいっぱいいっぱいいてくれて、足を運んでくれて、今ここまでずっといてくれて本当にありがとう。
ネオジャポ5周年ということで、5周年て聞くとみんなからしたら長いなーって思う人もいるかもしれないんだけど、私からしたらすごいあっという間の5年間で、楽しいことももちろんたくさんあったけど、つらいこととか自分と向き合うこととか、ステージに立つのがたまに怖くなっちゃう時とかもあったんですけど、それでもみんながいてくれたからステージにずっと立ち続けたいと思ったし、もっともっと頑張りたいって思えました。本当にありがとうございます!
今日私にとって忘れられないステージになったんですけど、みなさんにとっても心にずっと残り続けるステージであったらとても嬉しいなと思います。
今日は本当にありがとうございました!
福田みゆ:
本日はありがとうございました!
そしてNEO JAPONISM5周年おめでとう!
今日朝起きて、ネオジャポ5周年なんだとびっくりしたんですけど、何かを5年間続けることって、しかも楽しくて!
自分の居場所みたいな、この存在。
何かを5年間続けることって難しいと思ってたけど、この温かいNEO JAPONISMという居場所があったから、本当にあっという間だったんです。
デビューしたのがついこの間だのように思うぐらいあっという間で……。
つらい時もあったけど、家族が支えてくれたり、メンバーが支えてくれたり、ファンのみんなが支えてくれたり、本当にみんなの支えがあったから私はここまでやってこれたなと思っています。
私は今後もNEO JAPONISMの一員としてずっとアイドルを続けていけるように頑張りたいなと思うので、これからも応援よろしくお願いします!
本日は野音ありがとうございました!
辰巳さやか:
本日は寒い中お集まりいただきありがとうございました!
今日5周年という記念すべき日をこんなにもたくさんの方々と私たち5人で迎えられたことを本当に幸せに思っております。
私はこれからもこのとってもとっても尊敬のやまないこの5人と、大切なみなさんともっともっといろんな景色を見たいと思っております!
今日はたくさん練習してきたけど、本当にあっという間だったと思うので、この気持ちを絶対に忘れずにもっともっとステップアップできるように頑張っていきたいなと思っております。
最高に楽しかったです!
NEO JAPONISM<野音闘人祭>
2024年12月14日(土)
東京・日比谷公園大音楽堂
00.OP
01.Buster Buster
02.Carry ON
03.Fight For The Right
04.Show Case
05.GAN GAN HERO!!!!!
06.rewind the story
07.Identity
08.TRAUMA
09.SNIPER (-Rock ver.-)
10.TOMOSHIBI (-Remix ver-)
11.LOSER
12.brave your heart
13.BLACK and WHITE
14.VIVA LA DANCE
15.Signal
16.Blaaaaaze!!
17.KAMINARI
18.Silver Scales
19.ゆるゆらオヤシロガール
20.きづいて
21.WORLD PARADE
22.Spica
23.sky
24.幸せなんだ
〜アンコール〜
25.All of us
26.トゥ・ザ・フューチャー