函館で偶然見つけた“謎の門”「温泉門」 その看板の先には一体何があった?
広大な北海道には、地元民でも知らないスポットが数多く存在します。そんななか、函館で見つかった“謎の門”がSNS上で話題を呼びました。「温泉門」という看板が掲げられていますが、ここは一体どんなところなのでしょうか。
投稿者のあやちー子さんがポストした写真には、「温泉門」という看板と共に、「関係者以外立入禁止」や「通行証をご掲示ください」との注意書きも掲示されており、一般の立ち入りが制限されている様子。投稿するや否や、函館在住のユーザーからコメントが次々と寄せられ、その正体が判明しました。
その正体は「競走馬専用の温泉施設」
実はこの門、函館競馬場にある競走馬専用温泉施設への入口だったのです。調べてみると、世界でたった一つの“馬の温泉”。施設の歴史は1962年にまでさかのぼり、湯の川温泉に競走馬のための温泉が開設されたことが始まりです。その後、交通事情などで一時廃止されましたが、厩舎関係者からの強い要望により1981年に投稿の場所に再設置されました。
温泉水は、今も湯の川温泉から引かれており、けがをした競走馬などが訪れ、ケアやリラックスに活用されています。
かつては名馬も利用!近くには人間が入れる「花園温泉」も
この馬の温泉は、かつて三冠馬ナリタブライアンをはじめとした名馬も利用したそう。また競走馬だけではなく、わたしたち人間が入れる温泉「花園温泉」も車で数分のところにあり、競馬関係者はもちろん地元の方に利用されています。函館競馬のついでに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
花園温泉
■所在地:北海道函館市花園町40-34
■料金:大人(12歳以上中学生以上)500円 / 中人(12歳未満小学生)150円 / 小人(6歳未満未就学児)80円
■定休日:月曜日
【ライタープロフィール】
チームぶちねこ(北海道観光カメライター)
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「チームぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。