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ルアーカラーリング体験に参加 「エアーブラッシングシステム」を実際に使ってみた

TSURINEWS

ルアーペイント体験会に参加(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

梅雨の雨の日曜日、釣りに行けずに訪れたフィッシングマックス武庫川店で、コピックによるルアーの塗装体験イベントに参加した。普段はスプーンの塗装を楽しんでいる筆者が、トラウト用ルアーの細かい塗装に挑戦し、コピックの専用マーカーを使って新たな技術を習得する様子をお伝えしたい。

ルアーペイント体験会

梅雨の真っただ中の日曜日、先週も雨、今日も雨で釣りには行けずであった。そんな今日は久しぶりに友人と食事に行くことになり途中のフィッシングマックス武庫川店に立ち寄ることにしてみた。

やはり釣りに行けなかった人が多く店内はいつもよりお客さんが多めであった。いつものトラウトコーナーに行こうと通路を歩いているとコピックさんのイベントでルアーの塗装体験をしていた。小学生くらいの子供たちが多く「子供向けのイベントか~」など考えていた。

目当てのものを購入してさぁ移動と思ってもう一度体験コーナーを覗いてみるとどうやらトラウト用ルアーの塗装も出来るとのこと。これはやるっきゃない!日頃からスプーンの塗装は趣味でしているもののプラグの塗装は数回のみの上缶スプレーがほとんどである。

体験会ではトラウト用ルアーを選択

まず大人は体験用のルアーブランクを購入する。シーバス用、バス用、トラウト用、餌木からチョイスする。私は迷わずトラウト用のルアーをセレクトした。

体験用ルアーはムカイのスナック33DR-Fだ。価格も約半額の750円とお得感満載であった。さぁ塗装体験スタート!スプーンの塗装は常日頃しているので自信はあったが……。

コピックのリーフレット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

体験スタート

コピックの塗装と通常の塗装との違いは同じエアブラシを使用するような感覚ではあるが、専用のマーカーを使用する点にある。

すなわち、シンナー等の溶剤を使用しない分換気の必要がほぼない点だ。エアブラシのように塗装できるので缶スプレーのように大きく塗ることは苦手であるがより細かく仕上げることができる点が挙げられる。

私のルアー塗装の経験上、大きく塗ると失敗してしまうが、細かく塗れば多少のミスはカバーできるのは嬉しい。

きれいに塗るのは難しい

最初に簡単に説明を受けてスタート。ポイントの一つ目は「薄い色から重ねること」とのこと。練習用の紙に吹き付けてみるが、これが意外と難しい。ハンドピースと吹き付ける物体との距離、勢いなど缶スプレーがいかに大雑把に塗っていたかが分かってしまうくらい難しい(笑)

サクッと塗ってみようと薄めのグリーンからスタート。しかし変な力が入ってしまうせいかあからさまな塗りムラが出来てしまった。ゆっくりと距離をとって慎重に塗っていく。

どうしても外せないのがお腹の部分にシルエットがはっきりと出る塗装。所謂コークラインと呼ばれるものだ。後は夏ごろから秋にかけての緑っぽい色に馴染むカラーを全体的に塗っていく。

飛ばし塗装にも挑戦

一通り完成した所で飛ばし塗装にもチャレンジしてみることにした。コピックの通常のマーカーと異なる先が丸いマーカーを装着して塗装時より離してハンドピースを押す。最初は黒で吹いてみたがより目立つように金色の飛ばし塗装を試してみる事にした。

最初はセオリーと違う色に戸惑ってしまったが塗ってみると意外とマッチする事に気づいた。何より缶スプレーで塗るより確実に飛ばせる点がよかった。コピックのスタッフの方にも「いい感じですね。写真撮らせて下さい」と言われてしまい少し嬉しくなってしまった。

塗装に費やした時間は練習も含めて約30分程であったが100%狙い通りではないもののある程度形にする事が出来たので良かったと感じた。

一見地味っぽい色だが……(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

塗装完成

塗装終了後、スタッフの方から「油性ではないので塗装が剥がれるのを防ぐためにコーティングは必須」とお聞きしていたので丁寧に包んで帰宅。自宅到着後はスプーンの塗装同様に缶スプレーのマットクリアで全体的に仕上げ塗装を行った。

あとはしっかりと乾燥をさせるだけである。本来ならウレタンコートやセルロースセメントでのコーティングが良いと思うが通常使用する分には十分であろうと感じた。是非次回釣行で使用してみたい!

蛍光灯に当てるとクリアに見える(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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