まさかの高級路線!? 激安スーパーのオーケーで「1533円の牛丼の具」を買ってみた
家計の心強い味方といえば「高品質・Everyday Low Price」でおなじみオーケーだ。他のスーパーと比べても安い傾向にあるため、近所にあったら嬉しい存在だと言える。
そんなオーケー、実はオリジナルブランドも取り扱っているのだが、思わず二度見するような商品が売られていた。な、なんと牛丼の具が……!
・オリジナル牛丼の具
お値段1533円(非会員価格)だったのである。個人的にオーケーはとにかく安いイメージ。それだけに1000円オーバーの牛丼の具は反射的に「高い」と思ってしまった。
ただ、120gの5個入りだから1個あたり約306円の計算になる。これは安いのか高いのか……どっちなんだい!?
──と思っていたところ、すき家の牛丼の具が視界に入ったので比較対象として買ってみた。こちらは3食210gで408円なり。
1gあたりの値段を単純に計算するとオーケーが2.5円、すき家が1.94円。って、すき家の方が安いんかい……!!
・食べ比べ
ちなみに購入した店舗、それから時期も異なるものの、トップバリュの牛丼の具は1gあたり1.95円、吉野家は3.48円だった過去がある。
それを踏まえるとオーケーの2.5円はまさかの高級路線……!? これは見て、食べてどんなもんか確かめてみるしかあるまい。
まずは温めて中身を取り出して比べてみたところ……
パッと見だとよく分からない。もう一度じっくり見てみよう。
こちらがすき家。やはりどこにでもあるような牛丼の具である。ちなみに牛肉の産地はアメリカ&メキシコ産だった。
そしてオーケー。よく見るとタマネギの大きさがやや目立つ。なお、牛肉の産地はアメリカ産。つゆはオーケーとすき家ともにそんなに多くない仕様であった。それじゃ味はどうだ。
・味はどう?
まずはすき家の方から食べると、肉が柔らかい中に甘みがあってタマネギも柔らかい。全体的にフワッとした牛丼だなといった印象だ。
店舗で食べたことある人なら「あ〜ハイハイ」と思い出せる味で、大きな驚きはないだろう。いわゆるいつもの。すき家の牛丼とあって、ここにキムチとかいろんな具材を入れても美味しいだろう。
対してオーケーはどうだ。同じ牛丼だからそう変わらないかな……と思いきや!
全然違った。ホロッとした肉をはじめ、タマネギのしっかりした食感もいいし、つゆもご飯を軽く湿らせる程度だから食べやすい。
「塩麹をあわせた牛バラ肉と国産たまねぎに、かつお節エキス、白ワイン等を加えた旨味あるタレで仕上げた」と書いてあったが、なんというか味にどこか渋さがあるのだ。
これならちょっと高くても文句なし。甘さがないタイプの王道な牛丼が好きなら刺さるだろう。たぶん。
・うどんにしてもウマい牛丼の具
やるなぁオーケーと驚きつつ食べたワケだが、同時に気になったのが袋に書かれていた「うどんやそばでも!!」というフレーズだった。確かに牛丼にしなきゃいけないルールはない。
そこで軽い気持ちでググると「和風牛肉うどん」という吉野家の美味しそうなレシピが出てきたので試してみた。そしたら……
レンチンだけで作れるのにウマい和風うどんがそこにあった。冷凍商品の牛丼の具ってあまり買ってこなかったけど、実はめちゃくちゃ使えるんだなぁ。
これを5回楽しめるなら1000円オーバーでも全然OK。冷凍うどんとの合わせ技も高コスパだし、むしろいい買い物ができたと思える商品だった。
参考リンク:吉野家
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.