釣り人目線で紹介!車中泊のメリットと注意点
せっかく予定を立てて釣りに出掛けたのに、夕方まで粘っても釣れなかった…。そんなとき、みなさんならどうしますか? 多くの人は「そろそろ帰ろうか」と考えますよね。でも「もう少し粘りたい!」って思うのが、釣り人の性(さが)だと思います。そんなときに、頭に浮かぶのが車中泊ではないでしょうか?
釣り人にとって「ビジネスホテルなどに泊まってお金を使う」ってのは、ナンセンスだと思われます。というのも、釣り人は釣り具屋でお金を使ってなんぼですからね。「ビジネスホテルなどに泊まる金額で、ルアーが3個くらいはいけますよ!!」って言われるのが目に浮かびます。
というわけで今回は、車中泊についてそのメリットと注意点をご紹介します。
車中泊のメリット
お金がかからない
車中泊のメリットは、なんといっても「お金がかからないこと」と「釣り場のすぐそばで過ごせること」でしょうか。そもそも、(釣りで)車中泊をするのに山の方まで行く人はあまりいないと思います。多くの場合は、海近くの駐車場や広い場所での車中泊になると思います。車中泊と釣り場の距離が近ければ、ガソリン代などのコストも抑えられます。
朝マズメのチャンスを逃しにくい
次に挙げられるのは、朝マズメの釣りにおいて「寝坊をしにくい」ことではないでしょうか。たとえば、釣り場近くの駐車場で寝ているときに、隣の車の人が準備を始めたりゴソゴソと動き出す音で自然と目が覚めるのが、よい点ではないかと思います。
とはいえ油断は禁物です。私も以前、釣り公園の駐車場で安心しきって寝ていたところ、起きたら6時30分を過ぎていた!! ということがありました。しかも私が場所取りしていた辺りでは、とっくに釣れ始めていたという状況…。
周囲の人たちも、当然ながら私が何時に起きる予定なのかなんて知っているわけではないので、ウインドウをノックしてくれることもなく、ぐっすり寝ていたというわけです。目を覚ましたときにはすでに空が明るくなっていたから驚きましたね。
また、車中泊で寝る際のデメリットもあります。普段から車で仮眠をよく取る方は気にならないかもしれませんが、寝返りが打ちにくかったり、なかなか寝付けなかったりということもあるでしょう。ちなみに、私はいつも1人で釣りに行くので、行きも帰りも眠気を感じたらすぐに仮眠を取るようにしています。お陰で、今では寝にくいと感じなくなりました。
車中泊の注意点
車内の温度上昇
車中泊で注意すべき点として、これからの暑い季節には「車内の温度上昇」が挙げられます。とくに釣り場付近の駐車場となると、窓を開けて寝ようものなら恐らく蚊などの猛攻に遭うと思います。そうなれば、睡眠どころではありません。
とはいえ、車中泊の際にエンジンをかけっぱなしにしてエアコンを使うのはクルマにも負担がかかりますすし、周囲に住む方たちにも迷惑をかけることになります。そこでおすすめなのは、大きなポータブル電源をクルマに乗せておいて、それを用いて車内に扇風機やファンで冷気を送ることです。
突然の職務質問
あとは、車中泊をするということは、地元ではなく他県に遠征するケースも多く考えられます。他県ナンバーのクルマが海辺の駐車場に停まっていると、夜に警察官に声をかけられることがあります。
これを知らないと、突然警察官に職務質問されるような形になってドキドキしてしまい、そのあと寝られなくなることもあるかもしれません。警察官は飲酒や何かたくらんでいる人たちではないかを確認しているのだと思われますので、やましいことがなければ変に緊張せず快く応じましょう。
汗をどこで流すか
車中泊するにあたって、ほかにも問題が挙げられます。それは「汗をどこで流すか」ということです。ビジネスホテルなどに泊まることができたら、もちろんお風呂に入ることができますが、車中泊ではどうするか? スーパー銭湯やシャワー設備があるネットカフェなどを利用するしかないでしょう。
私はネットカフェの一番安いプランを利用して、30分の最小時間で利用し、飲み物の補充とシャワーを猛スピードでこなして汗を流しています。釣り場の近くに運よく見つかれば助かりますね。
お金をかけず、自由に釣りを楽しめる車中泊は、うまく工夫すればとても快適なスタイルになります。「釣れなかったから、もう一晩粘ろう!」そんなふうに思ったときに、車中泊ができる選択肢があると、釣りの楽しみ方がグッと広がります。とはいえ、快適さと安全のためには、事前の準備やマナーが欠かせませんよ。
ぜひ、自分なりのスタイルで車中泊を釣りに取り入れてみてくださいね。
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レポーターREPORTER
プロフィール:ネチネチ
中国地方全般で釣りを楽しんでいます!