釣魚で作る「体温まる」レシピ:アカメバルの春寒(しゅんかん)煮 春野菜が決め手
九州地方ではアカメバルが釣期を迎えた。数釣れたときこそ、いろいろな調理法でいただきたい。今回は「アカメバルの春寒煮」を紹介。寒い日に体温もるレシピだ。
メバルは3種類
アカメバルとは、文字通り赤みがかったメバルのこと。九州地方にはアカメバル、シロメバル、クロメバルの3種類がいて、抱卵の時期が異なる。ちなみにクロメバルは1月ごろに腹が太くなり、ほかは4月ごろといわれる。
春寒煮とは
春寒 (しゅんかん)煮とは日本料理のひとつで、肉と春野菜をいっしょに煮込んだもの。九州地方では立春を過ぎ、寒の戻りのころに食卓に並ぶことが多い。元々は鹿児島県の郷土料理で、イノシシの肉を使っていたが、食文化が進むにつれてアレンジ。最近では魚を主に使うところもあるという。
持ち帰り方
持ち帰り方は至って簡単。ハリを外してクーラーに収納するだけ。潮氷をしっかり効かせておこう。
下処理
持ち帰ったメバルはウロコを剥いで、エラとワタをとる。これを水洗いすれば下処理は完了。
あとは魚に切り目を入れておく。
鍋に投入
下処理後は鍋に投入。これに水を張り、ひと煮立ちしたら、お湯を切る。あとはジャガイモなの野菜とだしを入れて火にかける。
割り下は次の通り。薄口しょう油1、濃い口しょう油1、みりん1、砂糖1。野菜が軟らかくなったら、できあがり。魚はもちろん、野菜も驚くほど美味い。
<松田正記/TSURINEWSライター>