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「エアコン」の意外と知らない“NGな使い方3つ”→「故障や火災の原因になる」「夏前に確認しよう」

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「エアコン」の意外と知らない“NGな使い方3つ”→「故障や火災の原因になる」「夏前に確認しよう」

このところ気温が高い日が増え、早くもエアコンの冷房運転を使い始めている方もいるはず。夏に向けて使用頻度が上がるエアコンですが、使い方には要注意。間違った使用方法を続けると、エアコンの故障や火災の原因になることも……。そこで今回は、意外とやりがちな「エアコンのNGな使い方」をご紹介します。

NGその1.コンセントにつないですぐに電源をつける

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エアコンを使わない期間は、コンセントを抜いておくこともあるでしょう。
しかし、抜いていたコンセントをつないですぐ、電源をONにするのは間違い。その理由は、室外機にある「コンプレッサー」と呼ばれるエアコンの部品に負担がかかるからです。
エアコンを長期間使用していないと、コンプレッサー内の潤滑油の温度が下がり、粘度が増します。この状態でエアコンを突然運転すれば、コンプレッサーに負担がかかり、故障する可能性もあるのです。
こういったリスクを避けるためにも、コンセントを差した後は8時間ほど時間をあけてから使い始めましょう。

NGその2.エアコン専用コンセント以外につなぐ

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エアコンは高い電力を消費するため、専用のコンセントを使用することが重要です。
壁の高い位置にあるエアコン用コンセントは、電力消費が大きくても使えるよう、エアコン専用回路になっています。そのため、延長コードを使ってほかのコンセントにつないで使用するのは危険。エアコンとほかの家電を同じコンセントで共有すると、過電流を引き起こして発火するリスクがあります。
エアコンは必ず専用コンセントにつなぎ、自己判断でほかのコンセントに差すのは避けましょう。

NGその3.運転中に電源プラグを抜く

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エアコンの運転を停止するときは、必ずリモコンを使用します。運転中に電源プラグを抜いて運転を停止するというやり方は、絶対に避けてください。
運転中や停止直後に電源プラグを抜くと、エアコン内部に電流が流れている状態で遮断されるため、電気的な負荷がかかり内部の故障につながります。
また、放電によって火災を引き起こす可能性もゼロではありません。電源プラグで強制終了するのは避け、コンセントを抜く場合は運転停止後に数分時間をおきましょう。

正しい使い方で快適&安心なエアコンライフを

エアコンは正しく使うことで、安心・安全で快適な暮らしにつながります。本格的にエアコンの使う季節を前に、間違った取り扱いをしていないか見直してみましょう。

三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア

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