史上最大の新エリアがオープン 東京ディズニーリゾート拡大の歴史
東京ディズニーシーは、8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」を、2024年6月6日(木)にオープンします。
3200億円 史上最大の新エリア
ファンタジースプリングスは、東京ディズニーシーにとって初めてとなる新テーマポート。東京ディズニーリゾートにおいても、東京ディズニーシーの開園以来最大の施設となり、新エリアとしては史上最大規模となります。
東京ディズニーランドが開園してから41年、「ディズニーランドは永遠に完成しない」精神の通り、さまざまなコンテンツを作り拡大してきたリゾートに、歴史的な一ページが加えられました。
東京ディズニーランド誕生の歴史
東京ディズニーリゾートの歴史は、1979年、ウォルト・ディズニー・プロダクションズとオリエンタルランドが業務提携に関する最終契約を締結したところまでさかのぼります。
1983年4月15日、当時の高橋政知社長が「東京ディズニーランドの開園を宣します」と開園宣言を行い、東京ディズニーランドがオープン。
開園2年目に「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード」が始まり、翌年には「ビッグサンダー・マウンテン」がオープンしました。
第2テーマパーク建設へ
そして5周年を迎えた1988年4月15日、記者発表の場で「第2テーマパーク建設構想」が発表。東京ディズニーランドの成功を受け、第2パークが動き出しました。当時カリフォルニアにも第2パークは存在せず、元々1パークの計画で始まった地に第2パークを建設するのは、ディズニーにとっても初めてのことでした。
同年にはJR京葉線舞浜駅が開業。パークへのアクセスが向上しました。
東京ディズニーランドの拡張
東京ディズニーランドでは、1992年にクリッターカントリーがオープン。新テーマランドが加わり、大規模な拡張が始まりました。
1996年にはトゥーンタウンもオープンし、現在の7つのテーマランドへと広がりました。
東京ディズニーリゾートへ
第2テーマパークは「東京ディズニーシー」に決定。1998年には鍬入れが行われ、建設がスタートしました。
新たなテーマパークが加わるのに先がけ、東京ディズニーランド単体だった舞浜地域は東京ディズニーリゾートへと進化。リゾート宣言を行い、2000年には初のディズニーホテルとなるディズニーアンバサダーホテルそしてイクスピアリがオープン。
2001年にはボンヴォヤージュがオープンし、ディズニーリゾートラインも開業するなど、リゾートとして拡大していきました。
東京ディズニーシー開業
2001年9月4日、東京ディズニーシーがグランドオープン。同時に東京ディズニーシー・ホテルミラコスタもオープンしました。
2004年には「レイジングスピリッツ」、2006年には「タワー・オブ・テラー」がオープンし、5周年に向けて新アトラクションの拡大も行われました。
大規模開発へ
東日本大震災でのパーク休園を経て、東京ディズニーリゾートは既存パークの大規模拡張を打ち出しました。
2014年に東京ディズニーランドのファンタジーランドと、東京ディズニーシーの新テーマポートを建設することを発表。
2016年にはウエスタンランドに新エリア「キャンプ・ウッドチャック」がオープンしました。そして2017年、東京ディズニーランド大規模開発の起工式が行われ、新たな拡張が始まりました。
ニューファンタジーランド誕生
東京ディズニーシーでは、2019年に新テーマポートの起工式を開催。「ソアリン:ファンタスティック・フライト」もオープンしました。
そしてオープン直前にコロナ禍での休園を受けたものの、2020年に東京ディズニーランドの大規模開発エリア、ニューファンタジーランドとトゥモローランド、トゥーンタウンがオープン。3つの新アトラクションとシアターが加わりました。
8つ目のテーマポートが誕生
そして2024年、東京ディズニーシーに「ファンタジースプリングス」が誕生。第8テーマポート建設の発表から10年かかった、史上最大規模の新エリアとなりました。
東京ディズニーリゾートでは、今後も「スペース・マウンテン」の建て替えや、『シュガー・ラッシュ』新アトラクションのオープンなどが予定されており、進化を続けていきます。
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