カリブ海へ旅する気分を満喫できる映画祭が開催
2024年は日本とカリブ共同体が事務協議を開始して30年の節目であり、ジャマイカおよびトリニダード・トバゴとの外交関係樹立60年の「日・カリブ交流年」だ。これを記念して、7月26日(金)〜8月8日(木)、「カリブ海へ旅する映画祭 ~CARIBBEAN FILM FESTIVAL~」が「ヒューマントラストシネマ渋谷」で開催される。
同イベントは「都心にいながらカリブ海気分を味わえる」をコンセプトに、カリブで制作された映画を紹介する映画祭だ。上映される映画は日本未公開作品を含む全9作で、カリプソやレゲエなど、カリビアンミュージック満載の内容となっている。
映画は、ジャマイカとトリニダード・トバゴで製作された音楽映画や、ミュージックドキュメンタリーが中心にラインアップされている。120人で編成された迫力のスティールパンオーケストラのステージに360度カメラが潜入した「PANORAMA 世界最大スティールドラムオーケストラの祭典」や、7歳で音楽キャリアをスタートさせたトリニダード・トバゴの「ソカキング」ことマシェル・モンターノ(Machel Montano)の初来日ステージを収めた「This is Soca!」、カリブ海の美しい国、ベリーズ発の短編アニメーション「テクアニとドゥエンデ(Tecuani and The Duende)」などが上映される。
そのほか、ジャマイカ人レゲエシンガーのジミー・クリフ(Jimmy Cliff) や、レゲエグループのトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ(Toots and the Maytals)などが出演した「ハーダー・ゼイ・カム(The Harder They Come)」、トリニダード・トバゴの国民的シンガーの軌跡をたどった「カリプソ・ローズ」、キューバのミュージシャンたちを記録したドキュメンタリー作品「キューバップ アクロス・ザ・ボーダー(Cu-Bop across the border)」などの名作も上映される。
会場ではモヒートやラム酒を使ったカクテル、映画グッズの販売ブースを用意。映画を鑑賞しながら、カリビアンカクテルを堪能できる。また、日によってはカリビアンミュージックの生演奏を楽しめる上映回もあるという。
上映スケジュールなどやライブの詳細は、公式ウェブサイトで確認してほしい。
Hanako Suga