キャンドゥを少し舐めてたけど「端子が選べるマグネットケーブル」はなかなかイイ! 斬新な特許を持つ製品だった
正直いうと、私(佐藤)は少々キャンドゥを舐めていた。というのは以前、ダイソー・スリーコインズ・セリア・キャンドゥの格安イヤホンの音質を聞き比べたときに、芳しい成績ではなかったからだ。そのときにスマホ関連商品はあまりいいものを置いてないのでは? と決めつけてしまった節がある。
だが、最近になって久しぶりにお店を訪ねたところ、「これは!?」と思う製品を見つけた。それが紹介する「端子が選べるマグネットケーブル」(税込770円)である。便利であるだけでなく、斬新な特許を取得していてビビった!
片面Lightning
その特許について、箱の裏面に記載がある。それは片面接触のLightning端子! 両面使えるのがLightning端子の本来の特性のはずなのに、それを片面にして特許を取れるとは!? そういうものでも特許って取れるもんなんですねえ、驚いたよ。
ちなみにメーカーの「株式会社E CORE」は以前からこの片面Lightning端子の関連商品を手掛けており、キャンドゥだけでなくダイソーなどでもイヤホンなどの製品を販売しているそうだ。
さて、この製品はスマホのコネクタに磁石付きの端子を装着して、磁石付きのケーブルをくっつけることができるというもの。イチイチケーブルを抜き挿ししなくても、磁石でくっつくから挿し込む手間が省けるのだ。
なお、使用する際は注意事項をよく読んで頂きたい。2.4Aを超える機器では使用できなかったり、未使用の状態ではケーブルにキャップを装着しなければならない。また小さな端子の誤飲の危険があるので、子どもの手の届かない場所で使用・保管するとのこと。
ケーブルに付属しているのは、Lightning・Type-C・micro-Bの3種の端子。それから端子のホルダーである。
これが特許を取得している片面のLightning端子である。これら端子をスマホのコネクタ部分に装着して使用する。小さいながら磁力はかなり強力だ。
ケーブルにはキャップがついており、これを外す強力な磁力で金属にくっつく。繰り返すが使用していないときはキャップをしておかないと、通電状態でどこにでもくっついてしまうので要注意。
通電状態だと青いランプが点灯する。
ではさっそく使ってみよう。iPhoneSEにLightning端子を装着する。
それでキャップを外したケーブルに近づけてみると~……
ピタ! と来た!! おお、これは便利かも! Type-Cの端末にも端子をつけておけば、イチイチ抜いたり挿したりしなくていい。地味ではあるが、ほんの少し手間が省けていいんじゃないかな、うん。
いままで少しキャンドゥを見くびっていたけど、これからは良いものがあると期待してお店を訪ねたいと思う。今後もダイソーやスリコに負けないアイディア商品が登場することを願っている。
参考リンク:キャンドゥ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24