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【保存版】今さら聞けない「マックスバトル」の戦い方 / ポケモンGOにおける個体値という幻想について

ロケットニュース24

やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! 先週末に開催された「マックスバトルウィークエンド」はなかなかだったな。いや本当、なかなか、なかなかどうして、何回も「なかなかだな~」と思っちゃったよね。

そこでこの記事では『今さら聞けないマックスバトルの戦い方』と題して、改めてマックスバトルの戦い方についてお知らせしたい。マックスバトルがイマイチわかっていない人はもちろん、わかっている人もぜひ誰かに教えてあげてくれよな!

・あれから1年

マックスバトルが解禁されたのは、今から1年ほど前の2024年9月のこと。実装からまだ1年経っていないことを思えば、マックスバトルについて「よくわからない……」という人が多いのも当然なのかもしれない。

だがしかし、マックスバトルはレイドバトルと違って「みんながそれなりに頑張らなきゃクリアできない」ことも事実。簡単に言えばレイドのように “おこぼれちょうだい” が難しいバトルなのである。

・レイドとは違う

私もかつてはレイドで盛大におこぼれをちょうだいしてきたことはさておき、マックスバトルの参加人数は最大4人。20人が参加できるレイドバトルと比較して、1人にかかる比重が大きいバトルなのだ。

何とかマックスバトルを多くの人に楽しんで欲しい! 何回も部屋ガチャする時間が不毛すぎる!! 仮に「何をしたらいいかサッパリわからない」という人は、ぜひこの記事を参考にしていただきたい。

さて、ダイマックスバトルを攻略するポイントは大きく2つ「育成」と「戦い方」である。特に「育成」は今すぐには無理でも、何とかコツコツと目標を目指して頑張ってみよう。

・育成その1「ポケモンレベル40を目指そう!」

マックスバトルで使用できるポケモンは3体。編成はタンク2体(敵の攻撃を受ける役)とアタッカー1体(大きくなって攻撃する役)を推奨する。

現状、タンクとしてブッチギリで優秀なのは「ハピナス」で、ハピナスを2体育てるのも余裕でアリ。その他「メタグロス」や「ザマゼンタ」もタンクとして非常に強力なポケモンだ。

アタッカーに関しては敵の弱点を突く必要があるので一概には言えないが、ラティラティに関しては「ゲンガー」や「ラプラス」が活躍した。なので育成の順番に迷ったら、まずは「ハピナス」から育ててみよう。

で、そのハピナスを含むダイマックスポケモンはPL(ポケモンレベル)40を目指したい。PL40はアメXLを突っ込む一歩手前の段階で、PL40にしたらひとまず育成終了と思ってOK。一生使えることを思えば、ハピナスはコスパも最高だ。

そして重要なのは「個体値は気にしなくていい」ということ。個体値はあくまでその個体に付属する数値であり、もともとポケモンが持つ種族値の方がほとんどの場合で比重が高い。

例を挙げると個体値100のハピナス(無強化)よりも、個体値10-10-10のハピナスを1回強化した方が強さは上。私自身熱狂的な “100教” の信者であるが、100はあくまで心の問題、つまり宗教である。

だもんで、私もダイマックスポケモンに関しては個体値を無視してPL40まで育成している。大事なことなのでもう1度言おう、個体値はマジでほぼほぼ関係ない! 強さにおいては強化の方が遥かに重要だ。

・育成その2「タンクのノーマルアタックは回転重視で」

タンクの役割は「相手の技を受けること」ともう1つ「ゲージを溜めること」がある。そのゲージが溜まるスピードは「ノーマルアタックの回転の早さ」に依存するため、タンクのノーマルアタックは「回転重視」がセオリーだ。

相手が伝説クラスになると、こちらが小さいうちはほぼダメージは与えられない。さらに小さいうちは敵の攻撃がバンバン飛んでくるので「いかに早くゲージを溜めて攻撃に転じるか?」がマックスバトルの大きなポイントだ。

なので、ハピナスなら「はたく」で、ザマゼンタなら「メタルクロー」など、タンクは威力よりも回転重視のノーマルアタックを選ぼう。仮にスペシャルアタックが溜まっても発動しなくてOK。ひたすら「はたく」でゲージを溜めたい。

・育成その3「アタッカーはマックスわざのレベル3を目指そう」

一方のアタッカーもまずはPL40を目指すといいだろう。もちろん個体値は気にしなくてOK! それよりもアタッカーは「マックスわざのレベル」の方が遥かに重要だ。

具体的にアタッカーは「マックスわざレベル3」を目指すべし。「PL40」と「マックスわざレベル3」が揃えば、こちらも一生使えてどこに出しても恥ずかしくないアタッカーの完成である。

なお、マックスわざのタイプは「ノーマルアタック」に依存するため、例えばゲンガーに「ダイホロウ(ゴーストタイプ)」を覚えさせたい場合は、ゴーストタイプの「シャドークロー」や「たたりめ」を覚えさえておこう。

あくタイプのノーマルアタック「ふいうち」を覚えさせてしまうと「ダイアーク(あくタイプ)」になってしまうので「マックスわざはノーマルアタックのタイプで決まる」と覚えておきたい。

・戦い方

さあ、可能な限りに強化したポケモンを揃えたらいざバトル開始! 仮にここは「ラティオス」を想定して説明するが、戦い方はどのマックスバトルも基本は同じであり、そして難しくはない。

初手でハピナスを出して「はたく」だけを連打(もちろんザマゼンタで「メタルクロー」でもOK)

ゲージが溜まったら「アタッカー」に交代! 3.2.1のタイミングで右のウィンドウのアタッカーをタップする

アタッカーのゲンガーがダイマックス(キョダイマックス)する!!

ダイホロウを選択。ラティくらいなら3回とも「ダイホロウ」でOK

小さくなったら「タンク」に交代。あとは倒すまでループ

基本は上記の通り「タンクで耐えつつゲージを溜め」そして「ダイマックスしたらアタッカーが攻撃する」のが基本的な流れ。あえてアタックせずタンク役に徹する方法もあるのだが、ラティオス級ならゴリ押しで勝てる。

ちなみに上述した「PL40・回転重視のノーマルアタック・マックスわざレベル3」を揃えたトレーナーが2人いれば、ラティオスには勝てた(残り2人の貢献にも依存する)。3人いたら楽勝もいいところ! 言うほどマックスバトルの難易度は高くないと個人的には思っている。

・おうえん大事

それでも「アメやすなが無くて強化が厳しい」という人も中にはいらっしゃるハズ。そういう人は全滅してもバトルから抜けずに「おうえん」に周って欲しい。おうえんの効果はバカに出来ず、ゲージがかなり早く溜まる。

もちろんゆくゆくは「PL40・回転重視のノーマルアタック・マックスわざレベル3」を目指して欲しいが、ビギナーだった時期は誰にでもあるし私にもあった。そういう方はぜひ「おうえん」で勝利に貢献しよう。

・ケンカすんな

改めて言うまでもなく、ポケモンGOの楽しみ方は人それぞれ。「好きなようにGOしよう」に象徴される自由度の高さがポケモンGO最大の魅力だ。

ところがどっこい「マックスバトル」はそれなりの準備と知識が必要で、それゆえ「熱心な人」と「そうじゃない人」の分断が生まれてしまったのかもしれない。

上級者たちは「強化しろや!」とキレるではなく、逆にビギナーたちは「おこぼれちょうだい」ではなく、何とか歩み寄ってポケモンGOを楽しもう。お兄さんなりの歩み寄りがこの記事です。

というわけで『今さら聞けないマックスバトルの戦い方』についてお知らせした。ムゲンダイナも控えているので、この記事が役に立てば超幸いだ。知ってる人も知らない人にぜひ教えてあげてね! それではトレーナー諸君の健闘を祈る!!

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:©2025 Niantic, Inc. ©2025 Pokémon. ©2025 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
ScreenShot:『ポケモンGO』 (iOS)

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