アジャスターが一体化したユニークかつ合理的なデザイン「カブー」のキャップ【アウトドア名品図鑑】
アウトドアの歴史は、機能の進化の過程だ。技術の向上により淘汰されていくものがあるなかで、変わらない姿で残り続けるアイテムを名品と呼ぶ。現代まで続く、そんな名品たちをここに記していく。今回ピックアップするのはサーモン漁で飛ばされないことを考慮してデザインされたアウトドアの定番帽子だ。
KAVU|Strap Cap(ストラップキャップ)
父親の勧めから17歳にして漁船を購入し、漁業許可を得て「ブリストル・ベイ・ボート」なる漁業関連企業を運営していたベイリー・バー。彼がサーモン漁の最中、強風に飛ばされにくく、水に浮くキャップとして考案したのが本モデルであった。ウェビングテープをぐるりと縫い合わせ、ワンアクションでアジャストできる本機構は、登場から30年以上経た今なお革新的。5940円(エイアンドエフTEL03-3209-7575)