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日枝小学校児童が自分たちで育てた野菜を販売@横浜市フォーラム南太田〈横浜市南区〉

タウンニュース

接客販売も児童が担当

山王町にある市立日枝小学校(加藤智敏校長)の個別支援学級の児童が3月22日、フォーラム南太田で開催された「マルシェ手づくり市」に出店。校内の「ひえなかMAX!農園」で大切に育てた野菜を販売した。

同校の個別支援学級は3年前にトマトの栽培を開始。昨年度からトマト以外の野菜栽培にも挑戦し、今年度は野菜販売を計画。山本彩乃教諭らが販売に適した場所を探していたところ、里山の保全活動などを行うNPO法人「よこはま里山研究所(NORA)」=宿町=がマルシェへの出店を休止していることを知り、空いていた場所に児童が出店することに。

さらに、NORAから南区出身で農業を営む「あおば翡翠農園」=戸塚区=の青葉裕子さんを紹介され、指導を受けることができた。青葉さんは「虫を嫌がることもなく積極的」と児童を評価。児童の一人は「野菜を作るのは楽しかったし、おいしかった」と笑顔を見せた。値段決めやPOP作りも児童が行い、販売も交代制で全員が担当。収益は児童の希望により、果樹の苗の購入に充てることを検討しているといい、山本教諭は「将来、農業に携わる人が出てくるかもしれない。児童の可能性を広げられたら」と語った。

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