多彩なガンアクションに痺れる! 手に汗握る銃撃戦から目が離せない、ガンアクションアニメ15選
アクションものの花形ともいえるガンアクション。激しい銃撃戦や銃さばきは、いつ見ても痺れますよね! 甘酸っぱい恋愛ものも大好きですが、血と硝煙の香り漂うかっこいいガンアクションアニメを是非おすすめしたい!
ということで、本稿ではハンドガンから長物まで多種多様な銃が出てくるガンアクションアニメを15個ご紹介。ガンアクションならではのスリルと緊張感を是非味わってみてください!
※一部作品のネタバレを含みます。
『BLACK LAGOON』
1作品目は広江礼威先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『BLACK LAGOON』。ド派手なドンパチが大好きな方に是非おすすめしたい作品です!
東南アジアの架空の都市ロアナプラを舞台に、運び屋、殺し屋、マフィア、といった裏社会を生きる人間たちの生き様を描く、極上ハードボイルドアクション。
本作の見どころは、とにかくド派手な銃撃戦。「ブラックラグーン」のメンバー行きつけの酒場「イエローフラッグ」は、頻繁に事件に巻き込まれてしまい、その度に店内での銃撃戦が始まってしまい、毎度ボロボロに。ひどい時は建物の原型を留めないことも……。
そして何と言ってもヒロイン・レヴィの銃さばきのかっこよさ。「二丁拳銃(トゥーハンド)」の異名を持つレヴィはその名の通り、二丁の拳銃で撃ちまくります。
アウトローな作品が好きな方には、間違いなく刺さる名作です!
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『ヨルムンガンド』
2作目は高橋慶太郎先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『ヨルムンガンド』。武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女の少年兵ヨナを含む9人の私兵たちの、鉄と火薬で出来た日々を描く、ミリタリーアクション。
本作もガンアクションがかっこいい作品となっていますが、私のおすすめポイントはキャラクターそれぞれのバックボーンが丁寧に描かれているところです。武器商人のココ率いる私兵達は、みんな戦いに特化した超人のような人物と思いがちですが、それぞれのバックボーンが描かれているからこそ、そこに人間味が追加され、より物語にのめり込むことができます。
紛争や戦争という少し重めなストーリーになっていますが、スマートな銃撃戦などを楽しめる名作です!
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『HELLSING』
3作品目は平野耕太先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『HELLSING』。大英帝国の王立国教騎士団(通称ヘルシング機関)が、人間を超越した存在である吸血鬼と戦いを繰り広げるダークファンタジーガンアクション。
『HELLSING』といえば、少佐の「よろしい、ならば戦争だ」という台詞が有名ですよね! 本作はとにかく登場人物、武器、台詞、すべてがかっこいい。敵味方関係なく、全キャラが魅力的すぎる!
内容に関しては、プロテスタントとカトリックの対立などが描かれているので、宗教的な部分を勉強してから見ると更に楽しめると思います。本作はTVアニメ版とOVA版があり、どちらもおすすめなのですが、個人的おすすめは原作そのままの内容のOVA版です!
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『ルパン三世』シリーズ
4作品は言わずと知れた名作、モンキー・パンチ先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『ルパン三世』シリーズ。
世界中を股にかけて活躍する大泥棒・アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世と、相棒の次元大介や石川五右ェ門、峰不二子共に、ありとあらゆる「お宝」を狙い、時にはそれを守りながら、そして宿敵・銭形警部に追いかけられながら、奇想天外な事件に巻き込まれるハードボイルドアクション。
銃をあまり知らない方でも、ルパンの愛用銃「ワルサーP38」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか! テーマソングにも歌われて、劇場版のタイトルにもなっているため、まさしくルパンの愛銃と言えるでしょう。
ルパンの相棒・次元、不二子、そして銭形警部にも愛用銃があります。次元は「S&W M19 コンバット・マグナム」、不二子は「FN ブローニングM1910」、銭形警部は「M1911コルトガバメント」です。
おちゃらけたコミカルな印象の強いルパンですが、銃を構えたときに見せる表情とのギャップがたまらなくかっこいいですよね!
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『シティーハンター』
銃といえばこの作品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか! 5作品目は北条司先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『シティーハンター』。
東京・新宿を舞台に、裏社会のトラブルを解決するスイーパー「シティーハンター」こと冴羽獠の活躍を描くハードボイルドコメディ。2025年2月26日に、連載開始から40周年を迎えたことを記念し、『「シティーハンター」40周年プロジェクト』も始動している人気作品です。
本作の魅力は、冴羽獠によるスーパーテクニックが炸裂するガンアクション。ルパン同様、おちゃらけていてスケベな3枚目キャラ・冴羽獠ですが、銃を構えると顔つきが変わるギャップはたまりません。
冴羽獠が使う銃は「コルトパイソン357」。手元が見えないほど素早く銃を抜く姿は本当にかっこいいです!
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『カウボーイビバップ』
6作品目はまたまた王道SFガンアクション、サンライズ制作のTVアニメ『カウボーイビバップ』。
2071年の火星を中心とした太陽系を舞台に、おんぼろ宇宙船「ビバップ号」に乗って旅する賞金稼ぎのスパイク・スピーゲルら乗組員の活躍を描くスペースウェスタン。
こちらもガンアクションを選ぶには外せない作品。世界観、セリフ、音楽、すべてにおいてお洒落でかっこいい! 特に私が大好きなのは音楽。ジャズを始め、ブルース、ロック、テクノなど多彩なジャンルの音楽を楽しむことができます。
また本作の面白い点は、様々な内容のエピソードがあること。1話で完結するコメディタッチな話から主人公・スパイクをはじめ、ジェット、フェイ、エドらそれぞれの悲しい過去の話など内容は多岐にわたります。
観ていて飽きないストーリー、そして派手なガンアクションと洗練された音楽は必見です!
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『BANANA FISH』
7作品目は吉田秋生先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『BANANA FISH』。
少女漫画とは思えないハードなガンアクションで有名な本作は、1985年のニューヨークを舞台に、アッシュ・リンクスと奥村英二という2人の青年たちの絆と、彼らを巻き込んだ本格犯罪サスペンスが描かれるハードボイルドサスペンス。
とにかく主人公のアッシュがかっこよすぎる……。お顔が美しいことはさることながら、頭脳明晰、身体能力抜群、仲間から慕われる人柄と欠点がない! そんなアッシュのカリスマ性に魅了された方も多いことでしょう。
そして『BANANA FISH』の魅力は重厚なストーリー。繊細なキャラクター描写は、ときに心をえぐられるような重いダメージを与えてきますが、またそれもこの作品の良さの1つです。もちろんガンアクションもかっこよく、舞台であるニューヨークでのマフィアとの抗争など見ごたえのある、そして美しいアッシュのスタイリッシュな銃撃戦を楽しむことができます。
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『TRIGUN』
8作品目は内藤泰弘先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『TRIGUN』。
『TRIGUN』自体は1998年に放送されていた作品ですが、2023年には続編である『TRIGUN STAMPEDE』が放送され、そして2026年にはシリーズ完結編となる『TRIGUN STARGAZE』の放送が決定しています。
本作は、近未来の砂漠惑星を舞台に、“人間台風”(ヒューマノイドタイフーン)と恐れられた心優しき賞金首ガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピードが繰り広げる痛快SFガン・アクション。
主人公で伝説のガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピードはいつもニコニコ、おちゃらけた見た目の人物ですが、600億$$(ダブドル)という破格の賞金を掛けられた凄腕のガンマン。そんなヴァッシュは自らに「不殺の枷」を架しています。「不殺」、つまり殺さないということ。不殺を架している理由があるにせよ、そのせいで体の傷は痛々しく、もどかしく感じます。そしてそんなヴァッシュの「不殺」の信念はときに周囲に大きな被害を及ぼすこともあります。
この確固たる信念をどう貫いていくのかが本作の見どころであり、かっこよさだと思います。不殺とはいえ、もちろんガンアクションもかっこいいので是非2026年放送の新作の前に前作も見てみてください!
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『グリザイア:ファントムトリガー』
美少女×本格ガンアクションと言えばこの作品! 9作品目にご紹介するTVアニメ『グリザイア:ファントムトリガー』は、『グリザイアの果実』から続く「美浜学園」の物語を描いた最新作です。
舞台は、かつての美浜学園の施設を改装して設立された「特殊技能訓練校」。SORD(Social Ops, Research & Development)と呼ばれる特殊部隊の訓練生である少女たちが、未来のエージェントとして過酷な任務に挑む中、過去の傷と向き合いながら戦いに挑む姿を描いたミリタリーアクションです。
銃と美少女――この組み合わせに惹かれてしまうのはなぜなのでしょうか……! 本作の少女たちは、ただ「可愛い」だけではなく、各自の異なる過去を抱えながらも強く立ち向かう魅力的なキャラクターたちです。
美しいアニメーション、爽快なアクションシーン、そしてキャラクターたちの細やかな表情描写は、前作を観てきたファンはもちろん、本作から「グリザイア」シリーズに触れる方にも刺さること間違いなしです!
『BLACK CAT』
10作品目は矢吹健太朗先生の同名漫画を原作としたTVアニメ『BLACK CAT』。
矢吹先生と言えば、『To LOVEる -とらぶる-』を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、忘れてはいけないのが今年で原作25周年、アニメ20周年を迎えた『BLACK CAT』!
暗殺者として裏社会で「ブラック・キャット」と呼ばれたトレイン=ハートネットは、突然暗殺者を辞め、掃除屋として新たな生活を始める。相棒スヴェン・ボルフィードと共に、過去と向き合いながら新たな物語を紡いでいくガンアクション。
スタイリッシュなバトルアクションがとてもかっこよく、殺し屋から足を洗った主人公・トレイン=ハートネットの苦悩や葛藤、そして成長を見ると心を揺さぶられるものがあります。
そしてそこに矢吹先生の美しい作画が加わると、さらに感動が増すこと間違いなし! 王道のバトルアニメなのでガンアクションアニメをあまり見たことがない方にもおすすめです。
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『CANAAN』
11作品目はP.A.WORKS制作によるTVアニメ『CANAAN』。原作はチュンソフトの人気ゲーム『428 〜封鎖された渋谷で〜』。そして原案・キャラクター原案は『Fate/stay night』などでシナリオを担当する奈須きのこ氏。さらに、シリーズ構成は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの脚本を手掛ける岡田麿里氏という超豪華タッグ!
近未来の上海が舞台の本作は、犯罪組織をめぐる紛争とそこで交錯する人間模様を描いた物語です。主人公は「共感覚(シナスタジア)」と呼ばれる特殊な知覚能力を持つカナン。彼女は「鉄の闘争代行人」という異名を持ち、戦うことに特化した存在として生きています。
そんなカナンの心に少しずつ変化をもたらしていくのが、日本から取材に訪れたフリーライターの少女、大沢マリアです。二人は過去に戦場で出会った経験を持っており、マリアが犯罪組織「蛇」をめぐる紛争に巻き込まれた際に再び再会を果たします。
ガンアクションと異能力という2つの魅力が融合した本作は、そのカッコよさだけに留まらず、テロ、ウイルス、難民問題、兵器産業といった重厚なテーマが背景に描かれており、非常に見応えのある作品に仕上がっています!
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『Phantom ~Requiem for the Phantom~』
12作目はニトロプラスのアダルトゲームを原作としたTVアニメ『Phantom ~Requiem for the Phantom~』。犯罪組織「インフェルノ」に所属する暗殺者・ツヴァイが組織の陰謀に巻き込まれていく物語。ダークでシリアスな本作は、ニトロプラス10周年記念プロジェクト作品として制作され、ゲームシナリオを担当した虚淵玄氏がアニメのシナリオにも参加されています。
とにかくこの作品は重いです……。暗く重い陰鬱な雰囲気が好きな方には是非いただきたい作品です! アニメでここまでハードボイルドな作品は無いのでは……?と個人的に思うほどのハードボイルド作品です!
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『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』
13作目は時雨沢恵一先生によるライトノベル作品を原作としたTVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』。
大人気アニメ『ソードアート・オンライン(SAO)』のスピンオフ作品の本作は、『SAO』に登場する剣と魔法の世界ではなく、鉛弾が飛び交い硝煙けぶるVRMMO(仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム)《ガンゲイル・オンライン》が舞台となっています。
とにかく主人公・レンのアバターが小さくて可愛い、そしてバトルシーンのかっこよさとのギャップがとても魅力的です! また、そのアバターを操作する小比類巻香蓮自身は高身長で、友人関係に対して危機感を抱いているという、アバターとは正反対の一面を持っている点にもどこか共感できる部分があります。
『GGO』はゲーム実況を見ているような感覚で見られるので、ゲーム実況が好きな方にオススメです!
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『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
14作品目は柳内たくみ先生によるファンタジー小説を原作としたTVアニメ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』。本作は、東京・銀座に突如「異世界への門(ゲート)」が出現したことから始まる物語。
2015年のアニメ放送スタートから10年の時を経て、『GATE SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり』の放送が決定しています!
異世界ものですが、現代の自衛隊が異世界へ行ったら……という特殊な設定の本作。筆者は、異世界ものだけど転生ではなく、主人公が自衛隊というところが他の作品と一線を画していると思い視聴したのですが、やはりその設定が非常に面白い!
また自分のいる世界と異世界を行き来できるというのもあまりない設定ですし、重火器で敵を圧倒するのも爽快感があるので、是非2期が始まる前に見ていただきたい作品です!
作品情報
『リコリス・リコイル』
最後はA-1 Pictures制作のオリジナルTVアニメ作品『リコリス・リコイル』。本作は、秘密組織「DA(Direct Attack)」のエージェントである女子高生スパイ「リコリス」たちが、「喫茶リコリコ」を拠点に犯罪を未然に防ぐ物語。
「メタルギア」シリーズで知られる小島秀夫監督がどっぷりハマっていたことでも話題になっていましたよね! 銃を扱った名作「メタルギア」の監督がハマるガンアクションアニメなんて見ないわけにはいきませんよね!
そしてバディものというのはどうしてこんなに惹かれるのでしょうか! 千束とたきなのバディが最初はアンバランスに感じましたが、それがどんどん絆が深まることによって最高のバディになっていく過程が非常に好きです。
戦闘シーンがかっこいいのはもちろんなのですが、日常パートのキャラたちの可愛らしさもなんだかほんわかできて、どんどん見進められる作品です!
作品情報
迫力満点な作品なら「ガンアクション」!
色々なジャンルのガンアクションアニメを15作品ご紹介しました。ガンアクションってなんでこんなにかっこいいんでしょうね!
スリル満点の攻防や緊迫感、さらに迫力のあるバトルシーンは、他では味わえない爽快感を感じることができます。
非日常感を味わえる作品が多いので、日常に疲れたときには「ガンアクションアニメ」を見てみてはいかがでしょうか!
[文/五反田ちさと]