ときめきがいっぱい!!愛の多様性を映す最新「韓国ドラマ&映画」5選で感情の旅へ
さまざまな年代を彩る愛の形を描く韓国ドラマ&映画5選
続々と登場する韓国作品の中でも、愛する人への想いがあふれるストーリーには惹きつけられるものです。
いわゆる恋する人への想いから、絆の深い家族への愛など、多彩な愛の形を贈る最新の韓国ドラマ&映画をご紹介します!
1:ヒューマンムービー『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』
Netflix映画『ワンダーランド: あなたに逢いたくて』独占配信中
我が子を残してこの世を去ることとなった母親、昏睡状態になってしまった恋人、孫、両親、夫……もう会えない最愛の人がAIとなり、対話することができる映像通信サービス「ワンダーランド」。
すでにこの世にいない人や話すことが難しい相手と対話することで、心の安らぎや勇気をもらえるものの、ふと現実と架空の世界を混同したり、操作できるはずのAIが意志を持って動き出したり。
やさしいようでいて、実は一筋縄ではいかない仮想現実とのつながりを描く韓国映画『ワンダーランド:あなたに逢いたくて』(2024年)。
キム・テヨン監督が、妻で中国出身の女優タン・ウェイや「国民の初恋」といわれるペ・スジ、『パラサイト 半地下の家族』のチェ・ウシク、韓国映画『スリープ』も公開されたばかりのチョン・ユミらが出演。
また、タン・ウェイが演じる考古学者のAIバイリを見守るAIソンジュンとして、特別出演しているコン・ユからも目が離せません!
目の前にいなくなった最愛の人と、せめてまた以前のように交流したいと願うことは誰しもが思うこと。心が折れてしまいそうな時になんとか生きる力をもらえることもあれば、AIに依存しすぎて現実と折り合いがつかなくなることも……。
“不滅の愛”についても考えさせられる作品です。ぜひその世界を確かめてみませんか?
2:ロマンチックコメディ『となりのMr.パーフェクト』
韓国建築界で注目を集めている若手建築家のチェ・スンヒョ(チョン・ヘイン)は、秀でた才能を持つ建築アトリエの代表でもあり、ルックスも性格もすべてが完璧な男性。
一方、母親同士も友達で、幼なじみであるペ・ソンニュ(チョン・ソミン)は海外の大学を卒業後、大企業で出世コースを邁進していました。
しかし、ある出来事をきっかけに順風満帆な生活が一変し、韓国に戻ることを決意。そんななか、偶然、スンヒョとソンニュは再会したのですが……。
ロマンチックコメディ『となりのMr.パーフェクト』(2024)は、『愛の不時着』のスタジオドラゴンが制作を手がけ、『海街チャチャチャ』の監督ユ・ジェウォンと脚本家シン・ハウンが再タッグ。
ソンニュの“黒歴史”を知る幼なじみのスンヒョが再会したことによって、平穏な生活が乱されるも、次第に気心の知れた者同士だからこそできる温かい交流や、ユーモアがあふれるストーリーは必見。
ダブル主演のチョン・ヘイン×チョン・ソミンのロマンスは、ときめきと安らぎをもたらしてくれるはず!
3:塾講師と元教え子のラブロマンス『卒業』
ベテラン塾講師のソ・へジン(チョン・リョウォン)が人生に悩んでいた時、10年前に名門大学へと送り出した元教え子のイ・ジュノ(ウィ・ハジュン)が現れ、同じ塾の講師になります。
以前は学生だったジュノが、大人になり、新人講師となってへジンの目の前に登場。だんだんとふたりは惹かれあっていき……。
甘いひそかな師弟ラブロマンス『卒業』(2024年)は、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』『密会』など、年下男子×年上女性の恋愛を巧みに描いてきたアン・パンソク監督の新作。
さらに、『油っこいロマンス』などで飾らない姿と演技力を見せてきたチョン・リョウォンが、悩み多き年上女性をリアルに表現しています。
そして『バッド・アンド・クレイジー』『最悪の悪』ではワイルドさが輝いたウィ・ハジュンと、チョン・リョウォンとの組み合わせは絶妙。
キレのあるアクションもできるウィ・ハジュンが、今作のようにしっとりと大人の恋を見せていく展開が今は少しくすぐったい感じもありますが、いつも二番手の印象があるウィ・ハジュンが一番手になった記念作でもあります。 元教え子としての成長と色気にもドキドキさせられるはず!
4:結婚で一発逆転を目指すラブコメ『私は堂々とシンデレラを夢見る』
実の父を失い、父の再婚相手の継母と義理の姉たちとともに残されたシン・ジェリム(ピョ・イェジン)でしたが、継母の妊娠と父の借金が発覚します。
狭いアパートへ引っ越しを余儀なくされ、不自由な生活をするようになり、父が残した“お金持ちの男と出会って人生を切り開け”という言葉によって、結婚での人生一発逆転を夢見るようになるジェリム。
いざ、お金持ちが集まるという社交クラブ「清潭ヘブン」の採用面接に挑み、クラブ代表で財閥後継者のムン・チャミン(イ・ジュニョン)と衝撃的な出会いを果たし、社交クラブで働くことになったのですが……。玉の輿を夢見る女性と愛を信じない財閥御曹司のラブコメディ『私は堂々とシンデレラを夢見る』(2024)。
『昼に昇る月』のピョ・イェジンと、韓国のボーズグループ・U-KISSやUNBの元メンバーとしても活動し、『予期せぬ相続者』なども話題となったイ・ジュニョンが共演。コミカルにテンポよく繰り広げられる新しいシンデレラストーリーを味わってみてください。
5:ファミリーストーリー『家いっぱいの愛』
ことごとく事業に失敗し、詐欺に遭い全財産を失って離婚し、家族の前から姿を消していた父ピョン・ムジン(チ・ジニ)。
困難な時期を母クム・エヨン(キム・ジス)と、娘ピョン・ミレ(ソン・ナウン)、息子ヒョンジェ(ユンサナ/ASTRO)の3人で乗り越えてきました。
大人になり、苦労してきた母を少しでも楽にさせたいと大型スーパーを展開する有名企業に就職し、家族のためにバリバリと働くミレ。
そんなある日、仕事中に倒れたミレを警備員のテピョン(チェ・ミンホ/SHINee)の手により病院へ。
さらに自宅のマンションが火事になり、大家が焼死。住民たちがショックを受けるなか、新しく大家となったのは、エヨンの元夫・ムジンだとわかって……。
謎と家族の再生を描くファミリーストーリー『家いっぱいの愛』(2024年/Netflixで現在配信中、9月に最終話を配信予定)。
ムジン役を務めるのは、久々のドラマ主演となる、チ・ジニ。日本でも人気の高い韓国時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』や『トンイ』の印象も強いチ・ジニが、謎だらけのムジンとなり、家族と再生するために奮起。
さらに、ミレと急接近するテピョンの恋の行方も気になるばかり。チ・ジニらが再び絆を取り戻すことができるのか、ミンホがどんな恋模様を見せてくれるのか、見逃せません。
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この夏も、続々と登場する韓国作品が気になっている人は多いはず。なかでも、愛する人への想いがあふれるストーリーには惹きつけられるもの。
さまざまな愛の形をご紹介すべく、恋する人や大切な家族といった、愛の形を贈る最新の韓国ドラマ&映画をご紹介しました。少しでも興味を持った作品があったら、ぜひチェックしてみてくださいね!
(mimot.(ミモット)/かわむら あみり)