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豪華出演者&監督が一堂に会するジャパンプレミアを実施 原作者からのダブルサプライズも『岸辺露伴は動かない 懺悔室』

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豪華出演者&監督が一堂に会するジャパンプレミアを実施 原作者からのダブルサプライズも『岸辺露伴は動かない 懺悔室』

漫画家・荒木飛呂彦による大人気コミックを実写映画化した『岸辺露伴は動かない 懺悔室』。そのジャパンプレミアが5月12日に都内映画館で実施され、主人公の人気漫画家・岸辺露伴役の高橋一生を始め、共演の飯豊まりえ、戸次重幸、井浦新、そして渡辺一貴監督が登壇した。

ジャパンプレミア実施

漫画家・荒木飛呂彦による大人気コミックを実写映画化した『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)。そのジャパンプレミアが5月12日に都内映画館で実施され、主人公の人気漫画家・岸辺露伴役の高橋一生を始め、共演の飯豊まりえ、戸次重幸、井浦新、そして渡辺一貴監督が登壇した。

札幌、名古屋、大阪、福岡の劇場とも中継が繋がる中で集結した面々。

人の心や記憶を本にして読み、指示を書き込むこともできる特殊能力を持つ、人気漫画家・岸辺露伴を演じた高橋は「高橋一生を演じた岸辺露伴です」とジョークを発して会場を笑わせながら、「本作の見どころはポップコーンバトル。とても白熱しているのでそんなところも観て頂ければと思います」と原作でも名シーンと呼ばれる、「幸福の絶頂の時に“絶望”を味わう」奇妙な呪いにかけられた水尾(大東駿介)が生死をかけたポップコーンバトルに挑むシーンをいち早く本作を鑑賞するファンにアピールした。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

集明社に勤める、露伴の担当編集で露伴の取材にいつも付き添う泉京香役の飯豊は、日本映画としては初となる全編ヴェネツィアロケに感激しながら、「本作のテーマは幸せ。泉君が露伴先生に自分の意見を言う場面では、彼女の持つ明るさと裏にある邪悪さに私自身も驚きました。幸せの感じ方と価値観、受け取り方は人によって違うと思いますが、それぞれのキャラクターの幸せの形にも注目して欲しいです」とアピール。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

“絶望”の淵から呪い続ける浮浪者・ソトバ役の戸次は発表当時から自身が原作の影響を強烈に受けていると話していた。「今回のオファーには誰よりも自分が驚きました。原作ファンでもあるので、この役で!? と。ただ荒木先生の作品を読んで成長してきた自覚のある自分としては本当に嬉しかったし、同時にプレッシャーも感じました。いや、嬉しさの方が勝ったかな?」と完成を迎えてホッとしている様子。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

懺悔室で露伴に自らの犯した「あやまち」を告白する謎の男を演じた井浦も原作ファンであるため、「ご褒美!」と本作への参加に喜色満面で「嬉しさや幸せを感じているけれど『やったー!』と浮かれていられませんでした。それは約5年間このシリーズを一視聴者として観てきて、その流れに参加している意識もあるからです。でも皆さんは初めて出会った本読みの時からウェルカムな空気で受け入れてくださった。ヴェネツィアに行ったときは合宿のような感覚で助け合って励まし合って、お互いの撮影を見に行ったりして、そういうことが自然と起きる組ってありそうでない。凄い座組でやらせてもらっている事に幸せを感じました」と手応え十分だったよう。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

また、高橋は自らの発案でイタリア語に変換したとあるセリフに触れて「前回のフランス語に比べてイタリア語はカタカナ発音に近いのかなと思いました。フランス語よりはライトに出来たかな」というも「イタリア語にしたいと言った自業自得は僕にありますが、思った以上に長かった」とイタリア語の「ヘブンズ・ドアー」は自らのアイデアだったと明かした。

「でもリズムは大切にしたかったので、そのままでやらせていただきました」と舞台裏を話した。さらに、「幸福の絶頂の時に“絶望”を味わう」という奇妙な呪いをかけられる本作にちなんで「最近、幸せに感じたこと」を聞かれた高橋は「ヴェネツィアから帰ってきた日の日本食がとにかく美味しかった。僕はやはり日本人だと。本当にご飯が美味しかった」と述べて「どこの…とは言えませんがスタンダードな丼ぶりが美味しかった!これは本当に幸せでした」と笑いを誘っていた。

描きおろしイラストも

さらにここでキャスト陣にはサプライズで、原作者・荒木先生からメッセージが届いた。「この度、実写映画化にあたって「オールヴェネツィアロケ」とお聞きし「そこまでやる(行く)のか…。」と思いました。『短編』だった作品が、『岸辺露伴』がそうやって広がっていくことがとても感慨深いです。旅情豊かで、人生があって、香り高い宝石のような第一級のサスペンス作品。私たちの目指すところはそこだからです」この言葉に高橋は「先生が仰る『私たち』の中に僕らが入っていると思うと、非常に身の引き締まる思いです。そしてこの映画に荒木先生が文章を寄せてくださるという事が一つの結実点だと思います。荒木先生の言葉に感動しますし、それにしっかりと応えられる強度のある作品になっているはずだと思っています」と胸を張った。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

渡辺監督も「香り高い宝石のような第一級のサスペンス、というのは僕らが映画で目指していたところでもあるので、荒木先生の思いと勝手にリンクさせながら感動しています」としみじみ。改めてヴェネツィアロケを振り返り「本当に夢のような時間で、自分が思っている10倍、20倍のレスポンスが皆さんの芝居から返って来て、人の演じる力の凄さを感じることが出来ました。人間ドラマとしての完成度も楽しんでご覧いただければ幸いです」とアピールした。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

サプライズはさらに続いて、荒木先生から描きおろしイラストが到着。代表して受け取った高橋は「ウワー!これは僕すぐに持って帰りたいですね!あ、ダメか。みんなと分かち合わないと。ヴェネツィア2025と書いてあって、今回の映画にしっかりと寄せて作画されているのが伝わります。こんな有難い事ってない」と大興奮。

© 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

全員でイラストを囲んで鑑賞する中、戸次が「僕も持っていいですか?」とおねだりして高橋からイラストを受け取り「ウワー!凄いですね~! 何かオーラが出ている」と声を弾ませていた。

最後に高橋は「この作品が皆さんに香り高い宝石のように愛していただけるために、僕らは作ってきたと思います。これまでの映画とは違う、異端さ、面白さを観客の皆さんが繋いでいってくださるのはとても幸福です。上映は2時間くらいあると思いますが、ヴェネツィアの世界、飛呂彦さんの世界、私たちが作ったこの作劇に存分に酔いしれて楽しんで頂きたいです」と熱を込めて語り掛け、イベントは熱気に包まれたまま終了した。

『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は5月23日(金) ロードショー

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