「異常なし」のはずが、「あと5時間遅ければ…」3院目で下された衝撃の診断【体験談】
3年ほど前のことです。朝起きた瞬間、突然激しいめまいに襲われ、会社に行くどころではない状態になりました。
激しいめまいの原因は…
最初は耳の異常かと思い、耳鼻科を受診しましたが、原因はわかりませんでした。めまいは一向に治まらなかったため、次は総合病院を受診しました。
そこでの診断は「異常なし」。少しホッとしつつも不調は続き、不安を抱えたまま、今度は近所の医院を訪ねました。
3院目で衝撃的な診断が
そこでの診断は衝撃的なものでした。「脳梗塞の可能性があります」と言われたのです。すぐに紹介状をもらい、大きな病院でMRIを受けた結果、やはり脳梗塞であることが判明しました。
医師からは「診断があと5時間遅れていたら、命にかかわっていたかもしれません」と言われました。
生きていなかったかもしれない
この出来事を通して、私が痛感したのは、「病気は時間との勝負」であるということ。そして、どんな病院にもそれぞれの役割があり、大きな病院だけが万能ではないという現実です。
設備が整っているからといって、すべての異変を見逃さずに拾えるとは限らない。町の医院での素早い判断がなければ、私は今ここにいなかったかもしれません。
まとめ
改めて、日ごろから信頼できる「かかりつけ医」を持つことの大切さを実感しました。あのとき私を診てくれた先生には、感謝してもしきれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者:香川圭太/60代男性・無職
イラスト/おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)