Yahoo! JAPAN

結婚して14年。夫婦喧嘩を一度もしたことがないわが家の秘訣

saita

結婚して14年。夫婦喧嘩を一度もしたことがないわが家の秘訣

じつは10月中旬に迎える結婚記念日で無事に14周年を迎えるわが家。 ありがたいことに、これまで一度も夫婦喧嘩をすることなく過ごしてきました。 今回は、14年間一度も喧嘩したことがない秘訣を振り返ってみたいと思います。

夫婦はもっとも身近な「他人」である

stock.adobe.com

結婚当初から大事にしているのが、お互い「他人同士」という意識。
関係が親密になるほど、相手の存在を自分と同じようにとらえてしまいがちです。

ですが、血の繋がりがある親子であっても、相手の考えていることなんてわかりません。ましてや夫婦はただの他人。
同じ意見、同じ価値観、同じ判断をするはずがありません。

自分と違った意見を持っていることは当然です。
それをお互いに意識しているので、意見や価値観の違いに驚くようなことはありません。

意見の違いは、アイデアのひとつでしかない

当然、夫婦で意見が違うこともよくあります。
でも違う意見は、自分とは違ったアイデアのひとつでしかないと思っています。

相手を否定して自分の意見を通すようなことはせず、自分の気持や考えを伝えます。
相手の意見を否定しなければ、感情的になったり喧嘩になったりすることなく、様々な意見を出し合い、話し合いやすくなります。

干渉し過ぎない。適度な距離感

stock.adobe.com

今日、どこで何をしているのか。休みの日をどう過ごすのか。
プライベートな時間は、夫婦であってもとくに干渉しません。それは、無関心ということじゃなく、どこへ行こうが、相手の時間の過ごし方に対してごちゃごちゃ文句を言わないということです。

たとえば「明日は友達とパフェを食べに行くんだ」と妻が話したときに「え、先週も食べてたじゃん。太るよ」とか「最近いつもその友達と出かけてるね。なんで?」とか。そんなことにグチグチと口出しすると、言われたほうは不愉快です。

「ジムでもいったほうがいいんじゃない?」「資格の勉強するんじゃなかったの?」「子どもも一緒に連れて行ってよ」などなど。なぜか、余計なことをクチにする人っています。

そうじゃなくて「いいね! 友達とパフェ、楽しんでおいで!」「美味しそうな写真撮れたら見せて」とか、相手の楽しい時間を見送ってあげればいいだけです。

ただし、わが家では「自由時間の公平性」はとても意識しています。

「子どもの世話をお願いして、自分ばっかり出かけることが多くなってるな」と思えば、その用事が仕事だろうとプライベートだろうと、感謝を伝えて、相手にも同じように自由に過ごす時間を楽しんでもらうように時間調整をします。
その時間に、相手が寝てようが何をしようが、やはり過ごし方には口は出しません。

自分の人生の責任を、相手のせいにしない

夫婦は家族ですから、相手の人生の変化は多かれ少なかれ自分の人生にも影響します。
たとえば、夫の収入が減ったから、生活が苦しくなった、自分も働きに出なくちゃいけなくなった。
妻が働きはじめたから、子どものお迎えや面倒をみるために仕事を調整しなくてはいけなくなった。

こうしたときに、「あなたのせいで、わたしの人生が予定通りにいかなくなった」と思うのは、辛いでしょう。

わが家では相手の変化は、自分にとってもチャンスだととらえるようにしています。
子どもが幼稚園のころ。妻が3ヶ月間単身赴任で家にいない時期がありました。
その期間は、仕事をしながら子どもの面倒をみて、熱を出したりすれば全部の対応をすることになりました。

stock.adobe.com

でも、それは僕にとって子どもと二人で最高の時間を過ごすチャレンジ期間となりました。
大変な思いも、子どもと一緒に乗り越え、仕事で成果を出して帰ってきた妻を大きな喜びとともに迎えました。

こうしたことが、わが家ではたくさんあります。
その都度、相手のせいにしていたら間違いなく喧嘩だらけになってしまったでしょう。

家族を幸せにするパートナーである

stock.adobe.com

根本には、お互いに「家族を幸せにするためのパートナーである」という認識があります。
この思いは、日々のコミュニケーションや、小さな助け合いの中で積み立ててきた信頼貯金です。

お互いに労いの声をかけあうとか。疲れていそうだったら家事を代わってあげるとか。
お疲れ様の意味を込めてアイスを買っておくとか、一緒に話をする時間をちょこちょこ作るとか。

そんなことを積み重ねることが、喧嘩をしない秘訣なのではないかと思います。
 

三木智有/家事シェア研究家

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 12月が待ち遠しい! 「ハードロックカフェ 京都」のレストランがオープン

    anna(アンナ)
  2. 仕事を〝強制終了〟させた猫の行動に4万人もん絶 「可愛すぎてムリだー!!」

    Jタウンネット
  3. 「年収2,000万円の生活が手放せない…」浮気夫と我慢して暮らす44歳バリキャリ女性の分岐点【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】

    コクハク
  4. スタンプばかりなLINEを送ってくる女の心理。こちとら嫌われてる?orただの変わり者?

    コクハク
  5. 60代ふつうのおばさんが資産家シニア男性を虜にした「2つのモテ」【後妻業の女・筧千佐子#1/この世はカネと男!女犯罪者調書】

    コクハク
  6. 【東京ディズニーリゾート】でっか…!「史上最大級のエコバッグ」使ってわかった「超おすすめポイント」実物レビュー

    ウレぴあ総研
  7. 息子が熱を出して学校をお休みしたら、犬たちが…思った以上に『心配する光景』が泣けると21万再生「尊い…」「犬って本当に愛が詰まってる」

    わんちゃんホンポ
  8. 夫ウケが狙えます!初冬に買い足したい「きれいめスカート」5選

    4yuuu
  9. キッチンカーやワークショップも軒を連ねるマルシェ「第4回 ロハスパーク加東」 加東市

    Kiss PRESS
  10. カードゲーム体験会「脱炭素まちづくりカレッジ」 12月15日開催 参加者募集

    サンデー山口