好奇心旺盛な11歳の少女・フキと彼女が触れ合う大人達の姿を捉えた場面写真解禁『ルノワール』
早川千絵監督の新作『ルノワール』が、6月20日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開。主人公・フキや彼女が出会う大人たちの姿を捉えた新場面写真が解禁となった。
新規場面写真が解禁!
高齢化社会が深刻化した近い将来の日本を舞台に、75歳以上の国民に生死の選択を迫る衝撃的な物語を描いた『PLAN 75』から3年――。早川千絵監督待望の最新作『ルノワール』で綴られるのは、80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。主人公・フキを演じるのは多数の候補者の中からオーディションで抜擢された、驚異の新人・鈴木唯。役柄と同様11歳だった彼女の、真っ直ぐに大人を見つめる視線、この年齢ならではの自然な躍動感、時折見せる寂しげな表情など、スクリーン一杯に広がる瑞々しい演技に誰もが心奪われる。
フキの母・詩子役に石田ひかり、父・圭司役にリリー・フランキーと、数々の映画賞を受賞してきた名優に加え、フキが出会う大人たちには、中島歩、『PLAN 75』に続き河合優実、そして坂東龍汰ら大ブレイク中の若手実力派俳優陣が出演する。
名優たちとの共演を経て、12歳(2025年5月時点)でカンヌデビューを果たす鈴木が主演女優賞に輝いた場合、《日本人初の主演女優賞》の快挙であるとともに、かつて主演男優賞を獲得した『誰も知らない』(04/是枝裕和監督)の柳楽優弥(当時14歳)より若い《史上最年少受賞》となり、賞の行方に大いに期待がかかる。
今回解禁された場面写真では、はじける笑顔が目を引くフキの姿をはじめ、母親が漕ぐ自転車の後ろで揺られる様子や、病室で父親と手を繋いで過ごす姿、クラスメイトと授業を受けているかと思えば、明かりが灯る夜の街で虚ろな視点を向ける姿など、さまざまな11歳の少女・フキの表情が捉えられている。