築100年の重厚感ある建物で“お点前珈琲”と“ピザみたいな”サクサクワッフルを味わう【江別】
緑が広がる丘の上に、静かにたたずむカフェ「サッポロ珈琲館Rinboku」。
1927年(昭和2年)に建設され、100 年近く経つ国の登録有形文化財が、2022年5月にカフェとして生まれ変わり、多くの人を迎え入れています。
異国情緒のある建物は元々、北海道の森林研究の拠点だった「北海道林木育種場」の庁舎として使われていました。かつては昭和天皇も訪問されました。
建設当時の重厚な面影を残し、歴史を感じさせます。
大学生が考案!“お食事系”ワッフル
ここならではのメニューを味わいましょう。
江別市にある酪農学園大学と北海道情報大学の学生が、店のコーヒーに合うメニューを考案。最優秀賞に選ばれた「クロックムッシュ風ワッフル」(フルサイズ1210円、ハーフサイズ760円)が提供されています。
見た目は、ピザに似ています。
この店の伊藤仁さんは「ワッフルは普通だとスイーツですが、学生さんの発想でお食事になるようにと考えられたメニューです」と話します。
江別産の野菜がたっぷり
江別産の旬の野菜をふんだんに使うのも、学生のアイデアだそう。
冬から春にかけては、きれいな赤い色が特徴的な雪下にんじんの「京くれない」や、ホクホクとして煮崩れしない越冬ジャガイモ「ピルカ」などを使っています。
夏はブロッコリーなどが登場。来るたびに違う野菜がのっている楽しみがありますね。
ワッフルの上に、自然の甘みが強いニンジンやジャガイモ、ハムなどの具材とともに、 ベシャメルソースがたっぷりとのっています。
濃厚なベシャメルソースがサクサクのワッフル生地とよく合います。
“お点前”と“お茶請け”で和の雰囲気
取材した柴田平美アナウンサーがメニューの中で気になったのが 、「お点前珈琲セット」(950円)。
水出しのコーヒーを茶せんで混ぜることで、空気が含まれて口当たりがまろやかになるそう。 見た目は泡立っていてお茶のようですが、飲んでみるとしっかりと苦みのあるコーヒーです。
「こうやって回すんですかね」。茶道の作法にならって茶わんを回す柴田アナウンサーも楽しそうです。
お点前セットに付いてくる“お茶請け”は、カフェオレ味の「珈琲羊かん」。サッポロ珈琲館のオリジナル商品です。
生クリームを付けて食べると、まろやかでミルキーな感じが広がります。
重厚感あふれる店内でコーヒーの香りに包まれ、落ち着いたひとときを過ごしてみませんか。
サッポロ珈琲館Rinboku
住所:江別市文京台緑町561ー2
定休日:月曜
*「いっとこ!」5月10日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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