ライトタックルでハクレン釣りに挑戦【荒川】ハリス切れや外道連発も本命を手中
12月18日(水)、今回はライトタックルでハクレンを釣るという、あえて厳しい修行をするため、いつもの荒川へ向かった。大苦戦は経験から理解して挑んだ釣りであるが、結果的に本命を手中に収めることができた釣りをレポートしよう。
ライトタックルで荒川ハクレン釣り
竿はタックランドS180ULに、リールはダイワ レガリス2000番を使用。ラインはサンヨーナイロン GTR1号(4lb)を巻き、オーナーチヌウキを固定浮き仕掛けで通し、針はがまかつ鯉針13号を付けてエサはいつものマッシュポテトで本命に挑む。
また、予備としていつもの磯竿3号とリール4000番を持参しているが、これはあくまで補助用だ。
釣行開始
到着するとハクレン師はおらず、ヘラ師とバサーが数名のみでポイントは選びたい放題だった。
とはいえライトタックルで過去数か月、何度か挑戦しているが成功は一度のみ。今回は4lbラインでの挑戦である。普段は20lbラインで釣りをしているので強気に戦えるが、今回は不安も入り混じる。
アタリがあるがハリス切れ
いつも通りにエサを作るが、竿が短く振り込みに苦労。それでも3投目でウキが反応し、アワセが決まったもののハリス切れ。
1本針仕様なのでスレ掛かりはないはずだが、すぐに針を付け直して再チャレンジした。
10分後、再びウキが入りアワセが決まるが、上手くいかずハリス切れ。さらにもう一度掛けるも、数分戦って敗北。いつものタックルなら釣果が期待できる状況だが、なんとか釣りたいところだ。
ゲストにヘラブナをキャッチ
30分後に本命が掛かり、今度は姿を見せ獲れると確信。しかし焦って敗北する。この時点で2時間が経過していたが、エサ打ちのおかげでヘラブナやハクレンが度々姿を見せた。
その後、ツンアタリに反応してヘラブナを釣り上げた。37cmとこの場所ではレギュラーサイズである。
ヘラブナ連発で2kgオーバーも手中
先ほどの1尾からアタリが連発し、36cm、35cm、40cmと続き、44cmの太めのヘラブナが釣れた。
外道とはいえ、釣れるたびにヘラ師が振り向く。重量を測ると2.15kgと上等なサイズ感。写真撮影後、小休止。さらにヘラブナを2尾追加すると、今日は本命をライトタックルで釣れる気がしてきた。
本命のハクレンを手中
ヘラブナで気が紛れたのが良かったのか、ド消込のウキ反応にアワセるとドラグが良い仕事をしてくれた。慎重に時間をかけ、7分後にハクレンが浮いてきた。ドデカタモで岸に寄せるタイミングで掬い、無事に御用となった。
タモの中で仕掛けが切れていたため、JGFA記録には申請できないが、一応計測はきちんと行った。
目的達成後はいつものタックルで釣る
ライトタックルハクレンは8lb以下で挑戦すると非常に厳しい戦いを強いられる。しかし、12lb以上であれば問題なく戦え、ラインブレイクの心配もほぼない。
当初の目的は果たしたので16lbタックルで継続すると、何とも言えない安心感だった。掛けてもレギュラーサイズのハクレンには全く負ける気がしない。
77cmのコイをキャッチ
安心感でウキを見つめていると、いきなり消し込まれた。向こうアワセで掛かった魚は、恐ろしいほどの引き。寄せた魚は77cmのコイで、先ほどのタックルでは瞬殺されるほどの強烈な引きだった。
納竿間際に本命を追加
コイを楽しませてもらい満足していたが、片付けをしつつウキを眺めると本命らしきアタリが。アワセると無事にレギュラーサイズのハクレンを釣り上げ納竿。
残りエサ2つを消化し、帰ろうとした際、再びド消込。掛けたのは50cm級のボラだった。
ライトタックルハクレンは再挑戦したい
絶望感から始まった釣りだが、ヘラブナ混じりで本命を釣れたのは収穫だった。先月、9尺ヘラ竿1.2号ラインでハクレンを2尾釣ったヘラ師を見たことが挑戦意欲につながった。
のべ竿で釣れるなら、リール竿でも釣れるはず。今後も挑戦を続けたい。
<なおぱぱ/TSURINEWSライター>