【販売額4億円を目指して】新潟県五泉市産のサトイモ「帛乙女」 田邊市長と生産者が花角知事へ取り組みを報告
左から、五泉市の田邊正幸市長、高橋恒男さん、新潟県の花角英世知事
年間の販売額が約3億円という新潟県五泉市のブランドサトイモ「帛乙女(きぬおとめ)」。同市の田邊正幸市長と「帛乙女」の生産者、JAの関係者が11月22日、花角英世知事を表敬訪問し、生産に関する取り組みを報告した。
五泉市のサトイモは1970年頃から本格的に栽培の取り組みが開始され、長年に渡り優良系統を選別してきた。その特徴について田邊市長は「切ると真っ白で、そのきめ細かさはほかにはない。食べても、粘り気が多くて美味しい」と太鼓判を押す。なおブランド名の「帛乙女」は、五泉の絹織物にちなむという。
五泉市の品評会で最優秀賞を受賞したサトイモの株。高橋さんも「何年も作っているが、この大きさになるのは初めて」と話す
サトイモについて高橋さんに質問する花角知事
JA新潟かがやき五泉園芸組織連絡協議会によると、「帛乙女」の生産者は130人ほどで、販売額は毎年3億円を超える。今年は日照量、降水量ともに良好でサトイモは大玉の傾向にあり、収穫量も例年より多くなると予想している。
しかし、生産者の高齢化が課題となっており、作付面積は現状、全盛期の約100ヘクタールから現在の約60ヘクタールにまで減少している。一方で若い生産者も徐々に増えつつあり、市とJAでは販売額4億円を目指しているという。
田邊市長
高橋さん
22日の表敬訪問では生産者の高橋恒男さんが、五泉市内で行われた品評会で最優秀賞を受賞したサトイモの株を花角知事へ贈呈。約7キログラムあるというその大きさに、知事も驚いた様子だった。歓談の中では「帛乙女」が五泉市で生産されるようになるまでの経緯や、今後の課題について話題にあがったほか、サトイモが子宝の象徴であることから、県と五泉市の子育て政策についても話が及んだ。
表敬訪問後の囲み取材で田邊市長は「和食には欠かせない食材だが、スイーツなどにして展開もしていきたい。県でも園芸作物を推進している。しっかりとタッグを組んでやっていきたい」と語った。高橋さんは「冬場のメインとなる食材なので、のっぺや芋味噌のような郷土料理にうってつけ。若い人は(こうした料理を)知らないと思うので、JAや行政にもPRしてもらい、消費を拡大してもらえたら」と期待した。