東京、8月10日〜12日に開催されるマーケットイベント4選
思いがけない掘り出し物を見つけられるフリーマーケット。ずっと探していたアイテムに出くわすかもしれない、また思わぬ掘り出し物に出合える期待に胸が膨らむ。買い物の魅力を存分に楽しめる空間といえるだろう。東京では毎週末のように、あらゆる場所で、実に多彩なイベントが行われている。
ここでは、2024年8月11日(土)〜12日(月)に開催される東京のマーケットイベントをピックアップ。酷暑の夏に開催されるので、屋内を開催地とするか、夜まで開かれているものを選んだ。とはいっても水分補給など心がけ、熱中症対策をしながらショッピングを楽しんでほしい。
コミックマーケット
「東京ビッグサイト」の夏の恒例イベント「コミックマーケット」が2024年も開催される。1975年に始まり、コロナ禍での中止を挟んで100回を超え、2025年で50周年を迎える。漫画からアニメ・ゲーム・CD・グッズなどジャンルを広げ、約1000万部の同人誌が会場に搬入される世界最大級の同人誌即売会である。コスプレイヤーの数は1万人を超過、近年はコミックマーケット目的で来日する外国人も多く見られるようになった。
東京ビッグサイトは東・南・西のホールがあり、それぞれのホールだけで展示会が催されることも多いが、コミックマーケットは全てのホールを貸し切って行われる。とにかく広く、サークル参加数は約2万6000(コミックマーケット103時)と、初心者は圧倒されるだろう。カタログを購入し、気になるジャンルを探してブースを目指そう。
作家から直接、同人誌を購入できるのは、即売会ならではの魅力だ。電子コミック全盛の時代にあり、紙の漫画の手触りと読む楽しさを確かめられる一日になるだろう。
なお入場するには「リストバンド型参加証」が必要となる。「アニメイト」、「とらのあな」、「メロンブックス」の各店舗か通信販売で事前に購入するか、当日の会場外では午後入場のみ販売される。
※11・12日 10時30分〜16時/東京ビッグサイト/料金は午前入場前売り1210円、午後入場前売り440円、当日1000円
五反田TOCフリーマーケット
「東京リサイクル運動市民の会」が主催するフリーマーケットが「五反田TOCビル」で開催。約200の店が出店し、新品から中古品、手作り品までありとあらゆるものが売り出される。室内開催なので酷暑を避けて楽しめるのもうれしい。
会場となる五反田TOCビルは、1970年から同エリアのランドマーク的存在で、現在はリニューアル工事中だ。昭和の雰囲気が漂うノスタルジックな建物に入れる貴重な機会でもある。
13時30分から15時の間は、子どもだけで商品の売買が行われる「キッズフリマ」も同時開催。昭和の名ビルで、子どもも大人もとっておきの一品を見つけにいこう。
※12日 10〜16時/五反田TOC/入場は無料
下北沢ナイトマーケット
小田急線の地下化に伴い生まれた線路跡地「下北線路街 空き地」を会場に開催されるマーケット。下北沢らしく、良質な古着やハンドメイドの品、アクセサリー、海外で買い付けた雑貨など、個性あふれるこだわりのアイテムが揃う。
ナイトマーケットと銘打っている通り、時間は14時30分からスタートし20時まで続く。夏の日射しが傾いてからも、ゆっくり訪ねられるのがうれしいフリーマーケットだ。
会場にはキッチンカーやカフェも出店しているので、ひと休みして再び掘り出し物を探しに行こう。
なお、雨天の場合は中止。Instagramをチェックしてから出かけたい。
※10・11日、18日、24・25日、31日 14時30分~20時/下北線路街 空き地/入場は無料
ミネラルフェスタ in 東京
天然石・パワーストーン・鉱物・宝石・ビーズ・アクセサリーなど、卸・小売業者が一斉に集う展示即売会。東京では14回を迎える恒例のイベントで、一般の人にも開放されている。特に専門知識がなくても、見て回るだけでも十分楽しめるだろう。
天然石などと聞くと手が出しにくいと思うかもしれないが、加工されていないヒスイのルース(裸石)で数千円、スピネルが500円程度から販売される。並んでいる鉱物の種類や色からトレンドをうかがうこともでき、日頃ふれあえないバイヤーの話を聞けるのも魅力だ。一期一会の鉱物との出合いを求めて、出かけてみては。
※9日~12日 10~18時(11日は16時まで)/サンライズビル東京/入場は無料