【川根本町・中里の庄 和】藤枝から移転! 自然薯料理の専門店がパワーアップしてオープン
静岡・藤枝市で10年、自然薯料理専門店として営業してきた「中里の庄・和(なごみ)」が、川根本町に移転オープン。料理店だけでなく「ゲストハウスKAZU」として宿泊業もスタートしています。こだわりの自然薯を使ったとろろ御膳と、星空列車やパラグライダー体験も楽しめる宿泊プランをご紹介します!
愛犬と過ごせる宿をやりたくて川根本町に移転
2025年6月、川根本町地名に移転オープンした自然薯料理専門店「中里の庄・和」。
前々から、イヌと過ごせるお店・宿を始めたいと思っていた店主の牧田和幸さん、恵子さん夫婦。お店オープンから10年経った節目のタイミングで、川根本町に自然薯料理店兼、ゲストハウスをオープンしました。
「来る時には楽しみを、帰る時には喜びを」がコンセプトの中里の庄・和。テキパキと動き、元気にもてなしてくれる、いつも仲良しの牧田さん夫婦。
元気の源を聞いてみると「ラブラブでいることよ!」とのお返事。
お店に訪れたお客さんの中には、牧田さん夫妻に触発され、いつもより仲良しになって帰っていく方もいるそう。愛と元気に満ちあふれた中里の庄・和は、お腹も心も満たされるお店です。
こだわりのとろろを使った「中里とろろ御膳」
看板メニューは「中里とろろ膳(3300円)」です。
粘り気の強い自然薯とろろと、女将が作る季節の食材を使った日替わりの小鉢、そして「揚げとろ」か「三種山芋焼き」のいずれかが付く、大満足のセットです。
現在お店で使用する自然薯は島田市湯日地区で収穫された物。店主が自ら品質をチェックし、粘り気の強い物を厳選して使用しています。
黒い皮の部分は取って擦っているので、白っぽいねと言われることもあるそうですが、粘り気と伸び、そしてサバだしと麦みそで味付けした優しい風味は格別です。
中里とろろ膳に付けられるもう一品は、「三種山芋焼き」をチョイス。
大和芋、長芋、自然薯の3種のお芋を、みそマヨとたっぷりのチーズを乗せてオーブンで焼き上げた逸品。
3種のお芋それぞれが、サクサクだったりホックリだったり食感の違いが楽しめます。チーズもたっぷりかかって味がしっかりしているので、お酒にも合いそう。満足感のあるお芋料理です。
女将さんが作る小鉢も充実しています。
この日はニンジンのドレッシングがかかったサラダ、煮物、ナスのみそ煮、シャインマスカットも付いてきました。とろろ昆布のお吸い物も付いて、お腹いっぱい大満足の内容です。
乱切りそばとも相性抜群!天ぷら付きの「山かけざるそば」
とろろ膳以外には、そばの提供もしています。
今回は「山かけざるそば(2000円)」を注文。
しっかりと色が出た乱切りそばも、もちろん自然薯とろろとの相性は抜群。
そばと一緒にズルズルっとすすれば、とろろの素晴らしい風味が鼻を抜けていきます。
旬野菜の天ぷらも絶品。この日はオクラとレンコンの天ぷらをシンプルにお塩で食べました。レンコンのサクサクとした食感は格別です。
愛犬と泊まれるゲストハウスKAZU
ゲストハウスの部屋数は、愛犬と泊まれる1部屋を含め最大で5部屋。
海外からの観光客がよく宿泊していて、アメリカ、イギリス、フランスからのお客さんが多いそうです。
通訳がいない時は牧田さん夫婦が翻訳アプリを駆使してコミュニケーションを取ります。
ちゃぶ台が古きよき日本の家庭をほうふつとさせる、共有のリビングルームは、海外のお客さんには新鮮に映ることでしょう。
宿泊料金は1室2名利用の素泊まりで、平日なら1名8800円からです。
一般の方向けの宿泊プランとしては、夜の川根本町の星空が楽しめる大井川鉄道の「星空列車」と、パラグライダー体験がセットになった宿泊プランが用意されています。
川根本町で自然を満喫できるアクティビティと、ゲストハウスKAZUでの宿泊がセットになったプランは静岡県民にとっても魅力的ですね! もちろん予約をすれば、とろろも食べられます。
名物のとろろ汁はもちろん、川根本町を満喫できる宿泊プランも用意された、中里の庄・和&ゲストハウスKAZUの紹介でした。
お店から帰る時には、不思議と活力がみなぎる気がするのは、きっととろろを食べたからだけではなく、明るくて元気な牧田さん夫婦に、愛とエネルギーをチャージしてもらえたからかなと、そんな風に思えるすてきなお店です。
今後は、茶工場として使われていた建物を改築し、ドッグカフェもオープン予定とのことで、こちらも楽しみです!
■店名 中里の庄・和&ゲストハウスKAZU
■住所 静岡県川根本町地名1298-1
■電話 080-4297-0662
■営業時間 土・日・月11:00〜14:30
■定休 火~金
※食事も事前予約が必要
※営業日以外でも6〜10人ほどまとまれば予約可能。
取材/よれちゃん
