1日の糖質量は70~130g!江崎グリコが適正糖質セミナー&試食会を開催
江崎グリコ株式会社は1月29日(水)、都内某所にて適正糖質の啓発を目的としたセミナーと試食会を開催した。第一部のセミナーでは、同社の健康事業への取り組みと適正糖質の考え方についての説明、第二部ではミシュラン14年連続獲得の名店『ピアット・スズキ』の鈴木弥平シェフと管理栄養士・吉野愛さんのトークセッションが行われ、参加したメディア陣は鈴木シェフによる適正糖質を意識した本格イタリアンメニューを試食しながら両名の話に聞き入った。
創業者の想いとSUNAOブランド
江崎グリコ株式会社 健康イノベーション事業本部 健康事業マーケティング部の福永稚菜さんは、100年以上前にグリコーゲンの栄養に着目した創業者の江崎利一氏が「予防こそ治療にまさる」という考えのもと、栄養菓子「グリコ」を開発したというエピソードを紹介。この精神は現代にも受け継がれ、現代人に不足しがちな食物繊維やビタミンEを豊富に含む商品開発、糖質をコントロールしたい人向けのSUNAOブランドの展開に繋がっていることを説明。SUNAOは「すべての人が食べることを楽しみ、心も体もずっと健康でいられる社会」を目指し、適正糖質の考え方を提案しているという。
適正糖質とは?
管理栄養士の吉野愛さんは、食・楽・健康協会が提唱する「適正糖質」の考え方について解説。1食あたりの糖質量を朝食・昼食・夕食それぞれ20~40g以内、間食は10g以内にすることで、1日の糖質量を70~130gに抑えることを推奨。糖質は体のエネルギー源として必要だが、過剰摂取は肥満や生活習慣病に繋がるため、適正な量を摂取することが重要だと訴えた。
鈴木シェフとのコラボメニュー
試食会では、SUNAO もっちりパスタを使用した「ズッキーニとバジルのパスタ」と、糖質量わずか0.4gの「豚肉のインボルティーニ」が振る舞われた。鈴木シェフは「SUNAOパスタを使用して糖質を抑えつつ、保存食品であるパンチェッタなどを用いることで塩味だけでなく旨みも引き出した」と説明。家庭でも再現しやすい調理法であることを強調した。また、こちらのコラボメニューは鈴木シェフのレストラン『ピアット・スズキ』にて1月31日(金)から2月14日(金)までの期間限定で提供されるという。
ズッキーニとバジルのパスタ
豚肉のインボルティーニ
コラボメニューについて解説する『ピアット・スズキ』の鈴木弥平シェフ
糖質オフの食生活を送るための10カ条
吉野さんは、糖質を意識した食生活のための10カ条を紹介。現在の食事の糖質量を把握することや、主食を大盛りにしすぎないこと、糖質の少ない食材への置き換え、コクや旨みで満足感を出すこと、良質な油の活用、よく噛むこと、早食いを避けること、野菜やタンパク質を先に食べること、市販の低糖質アイテムを活用すること、ストレスを溜めないことを挙げた。
まず今回のセミナー&試食会に参加して、普段の食生活について猛省することになった。というのも、ご飯はいつも大盛り、間食は一日に複数回という生活を何十年も続けているから。そう、記者の辞書には適正糖質という文字はなかったのだ。ところがなんてことでしょう、「1日の糖質量を70~130gに抑える」ことが推奨されているなんて。こんな糖質量の食べ物は絶対に美味しくないと勝手に決めつけながら、「まあ、試食会だから……」と鈴木シェフのコラボメニューを口に運んでみた。「あれ? 美味い……」。糖質が少なくても全然わからないくらいメチャクチャ美味しいではないか。さらにコラボメニューの後に配られた「SUNAO Special<バニラ>」は濃厚で、普段よく食べるカップアイスよりも正直美味。近所のOKストアで売っていたら、これからは間違いなくこちらを購入することになりそうだ。せっかくの機会だから、いつも買っているパスタも試食会で食べた『SUNAO もっちりパスタ』に変えて適正糖質ライフを実践してみようかな。