音楽の街で楽器演奏のギネス世界記録 905人が同時に 5分間テンポ乱さず演奏
■浜松市で「きらきらぼし」演奏 鍵盤ハーモニカアンサンブル
音楽のまち・浜松市でギネス世界記録が樹立された。3月2日、鍵盤ハーモニカで905人が「きらきらぼし」を同時に演奏。2013年に浜松市内の小学生記録した688人を上回った。
浜松市は1981年から「音楽のまちづくり」を掲げ、国際的なコンクールや音楽を通じた国内外の交流事業を積極的に開催している。ヤマハ、カワイ、ローランドといった世界的に有名が楽器メーカーも多い。鍵盤ハーモニカの国内製造シェアも日本一を誇る。
その鍵盤ハーモニカを使ったギネス記録に挑戦した。浜松市内の都田総合公園に地元の小学生や県内外の楽器好きの人たち900人余りが集まり、「きらきらぼし」を5分間、同時に演奏した。
記録の認定には「楽譜を見ないで間違えずに演奏する」、「指揮者の合図に従って全員がテンポを合わせる」、「5分間、演奏し続ける」といった条件が設けられた。演奏を途中で辞めるなど、失格した人を除く905人が成功。市が目標に掲げていた1000人には届かなかったものの、2013年に市内の小学生が達成した688人を大幅に超える記録更新となった。
演奏後、公式認定員から記録達成が発表されると、会場からは参加者や観客から歓声が上がった。そして、参加者の代表者に公式認定証が授与され、参加者は喜びを分かち合った。
鍵盤ハーモニカの同時演奏でギネス記録を更新した浜松市。音楽のまちに新たな称号が加わった。
(SHIZUOKA Life編集部)