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コンロや電化製品だけじゃない…。火災につながる“身近な発火原因3つ”「意外」「気を付ける」

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コンロや電化製品だけじゃない…。火災につながる“身近な発火原因3つ”「意外」「気を付ける」

冬に多い火災。原因となるのは、コンロや電化製品ばかりではありません。「こんなものも原因に……?」と思うようなものもあるんです。ここでは、火災につながる“意外な原因”についてご紹介します。

1.IH調理器

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ガスコンロとは違い、電磁波で加熱する安全性の高い調理器具です。しかし、火を使わないからと言って安心してはいけません。
油は火がなくても発火する危険があるため、たとえIH調理器でも取り扱いには注意が必要です。温度が高くなりすぎると、油が発火して火災を引き起こします。
また、市販の汚れ防止シートを貼るのもNG。鍋やフライパンの温度を正しく感知できず、温度が上がりすぎて発火する危険があります。お手入れを毎日こまめに行えば簡単にきれいな状態をキープできますので、シートの使用は避けましょう。

2.洗濯物

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「洗濯物が発火するってどういうこと?」と思うかもしれませんが、実際に衣類が原因の火災事故は起きています。これは、アロマオイルなどの油がしみ込んだままの衣類を、衣類乾燥機にかけたことが原因です。
衣類についた油は頑固なため、洗濯しても十分に落ちない場合も……。そのまま乾燥させると、熱風によって油分が発火し火災につながるというわけなのです。
アロマオイルだけでなく、食用油や機械油なども火災のリスクがつきもの。調理中やエステに行ったとき衣服に油がついた場合は、乾燥機の使用は避けましょう。

参考:埼玉西部消防組合「アロマオイル等がしみこんだタオルは火災の原因に!」
http://www.saisei119.jp/1001667/yobou/1001718.html

3.石灰乾燥剤

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お菓子に入っていることが多い乾燥剤。食べ終わったら何気なく捨てている人がほとんどかと思いますが、「石灰乾燥剤」については発熱のリスクがあります。
石灰乾燥剤は水と結びつくと発熱する特徴があるため、濡らすのは厳禁です。生ごみと一緒に捨てたり、濡れた状態で処分したりするのはNG。ゴミ袋の中でも水に触れないよう、ポリ袋などに包んで捨てると安心です。

少しの意識が火災を防ぐ

火災の原因は「火のある場所」だけとは限りません。まったく火のない場所でも、条件さえ揃えば火災は発生します。
火災を防ぐためにも、身の回りにある意外な発火リスクを知り、適切な対策をとりましょう。

三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア

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