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物価高が続いている日本ですが、2025年4月にも、多くの商品の値上げが予定されています。具体的にどんな商品が値上がりするのでしょうか。今からできる、値上げへの対応策についても確認していきましょう。

2025年は引き続き値上げラッシュ

帝国データバンクの「食品主要195社価格改定動向調査」によると、2025年は、値上げされた食品がすでに累計1万品目を突破しています。これは、2024年に比べて、3倍の速さです。

2025年3月は、冷凍食品やチルド麺製品など、加工食品の値上げが最も多くなりました。ジュースや清涼飲料水、チーズやヨーグルトなどの乳製品も値上げされました。

加工食品や清涼飲料水など、ある程度保存ができる商品の場合、値上げが行われる前に、買いだめておくとお得です。今後、値上げが予定されている商品を事前に調べておきましょう。

4月に値上げが予定されている商品は？

2025年4月も、多くの食品で値上げが予定されています。その中でも、今後絶対に使うと分かっている場合は、値上げが行われる前にある程度買いだめしておいた方が、安く商品を購入することができます。4月に買いだめしておくべき商品をチェックしておきましょう。

・酒類・飲料

まずは、ビールやワインなどのお酒です。例えば、サントリーは、ビール類・RTD・国産ワイン等について、2025年4月1日（火）出荷分から価格改定を実施します。

アサヒビールも、2025年4月1日出荷分からビール類・RTD・輸入洋酒・輸入ワイン・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料などが値上げされる予定です。

キリンも、一番搾りや氷結などのビール類・RTD・その他樽詰商品・ノンアルコール飲料が値上げとなります。

毎日家で晩酌をする方、決まった銘柄のビールを愛飲している方などは、4月の値上げ前に、まとめ買いしておくのがおすすめです。

・加工食品

引き続き、加工食品も値上げ傾向です。例えば、プリマハムでは、ハム・ソーセージ、加工食品の家庭用・業務用商品など、約130品目が値上げ予定で、価格改定率は3〜38％となっています。

日清の即席カップライス商品も4月1日から約11%の値上げが予定されています。

ある程度日持ちがする加工食品は、予め買いだめしておくとお得です。冷凍できるものもあるので、値上げ前にチェックしておきましょう。

・乳製品

森永乳業では、ヨーグルトや家庭用チーズなどが4月から値上げされます。さらに、雪印メグミルクでは、業務用の乳製品が値上げ予定です。

乳製品は、日持ちがしないので買いだめが難しいかもしれません。逆に多めに購入しすぎてしまうと、結局使い切れずに無駄にしてしまうかもしれません。自分たちが使う分量をしっかりと把握し、適切な量を購入するようにしましょう。

まとめ

2025年は、食料品の値上げラッシュが続きます。来月など、近い将来どんな商品が値上げされるのか、事前に把握しておくこと、値上げ前に商品をお得にまとめ買いしておくことが可能です。値上げに関するニュースにアンテナを張って、できるだけお得にお買い物できるように工夫してみましょう。

下中英恵／1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者