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【8月の時候の挨拶】例文45選!そのまま使える挨拶一覧

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【8月の時候の挨拶】例文45選!そのまま使える挨拶一覧

時候の挨拶の基本的なマナー

時候の挨拶では季節に応じた単語の選び方に注目されますが、まずは基本的な構成を守ることが大切です。とくにビジネス上で時候の挨拶を送る場合は、ルールに則ったテキスト作りが求められます。時候の挨拶における前提のマナーを学び、美しい文章を作成しましょう。

4つの項目を使った基本構成を守ろう

時候の挨拶は、前文・主文・末文・後付の4つの項目によって構成されています。執筆する際は、この基本構成を守ることを心がけましょう。この構成は時候の挨拶に限らず、正式な手紙を書く際にも遵守されます。

前文は、主文に入る前の書き出しの項目です。時候の挨拶はおもに前文に登場し、相手の健康や近況を伺ったり、こちらの安否を伝えたりします。

主文は、手紙やメールの本題となる部分です。「さて」「この度は」などの切り出しから始まり、要件を明確に伝えます。

末文は、主文に記載した本題を終えた後、内容をまとめる結びとなる部分です。相手の今後の健康や繁栄を祈ったり、今後のお付き合いを願ったりする言葉を添えます。「敬具」が用いられるのも末文の項目です。

後付は、手紙の情報を記載します。具体的には、日付・署名・宛名・添え文などが該当します。添え文では「追伸」「P.S.」などが用いられますが、あらたまった手紙では避けるべきでしょう。

漢語調と口語調を使い分けよう

時候の挨拶を執筆する際は、漢語調と口語調を使い分ける必要があります。漢語調と口語調とは、日本語における「言葉遣いのニュアンスの違い」です。漢語調は短く簡潔であることが望まれ、口語調はやや冗長ながらもやわらかくやさしいニュアンスになります。

漢語調は格式高い印象を与えるため、儀礼的な手紙やビジネスメールなどに用いられる傾向にあります。口語調はフレンドリーかつ穏やかな印象を与えるため、近しい関係性や友人などへのテキストに適しているでしょう。相手の立場や関係性に応じて、適切な言葉遣いを選ぶことが大切です。

8月の時候の挨拶のポイント

8月は、1年のなかでももっとも気温が上がる時期です。またお祭りや海水浴など、楽しいイベントが多い時期でもありますよね。8月の時候の挨拶では、季節感に沿った単語を採用しつつ、相手の体調を気遣うニュアンスを取り入れるのがポイントです。8月ならではの時候の挨拶の要点を学んでいきましょう。

夏バテや体調不良を気遣う内容を入れよう

8月の時候の挨拶では、暑さに関連する体調不良を心配する言葉や、相手の健康を気遣う言葉を入れることで、思いやりや誠実さが伝わります。とくに昨今は、最高気温40℃近くなる真夏日もありますよね。

熱中症や夏バテの被害も多く、普段は健康な人でもつい体調を崩してしまうシーズンです。「連日暑い日が続いておりますが」や「酷暑が続きますが」など、暑さを強調する言い回しを取り入れたうえで、健康面の安否を尋ねる言葉を続けていきましょう。

上旬・中旬・下旬でニュアンスを使い分けよう

同じ8月のなかでも、タイミングによって適した時候の挨拶は異なります。相手に送信する(または相手の手元に届く)タイミングを考えたうえで、時期に合った言葉選びをおこないましょう。時候の挨拶におけるタイミングは、上旬・中旬・下旬に大別されます。

8月上旬は暦のうえでは立秋。夏の激しい暑さを表すタイミングに適しています。8月中旬は「夏のピークは過ぎたが暑さは残っている時期」であるため、実際の暑さにかかわらず、残暑であることを強調しましょう。8月下旬は秋の近づきを強調します。引き続き残暑ならではのニュアンスを取り入れつつ、秋の季語を取り入れてもよい時期です。

季節に合わせた風物詩を取り入れよう

8月の時候の挨拶を執筆する際は、季節に合わせた風物詩を取り入れましょう。そもそも時候の挨拶とは、手紙や挨拶状における「季節を表す言葉を用いた文章」です。日本の四季の移り変わりを表す単語を入れてこそ、時候の挨拶としての美しさや価値が高まります。

気をつけたいポイントとして、体感的な「季節」と暦上の「月」は異なる点が挙げられます。近年では8月下旬はまだ猛暑日が続く季節ですが、暦上は秋に差し掛かっています。世間的な温度や体感としての夏に縛られず、暦に応じた風物詩・単語選びを心がけましょう。

8月の時候に使える夏の言葉

8月の時候の挨拶に使える夏の言葉を、箇条書きでご紹介します。時候の挨拶には雛型こそあれど、実際の執筆にはオリジナリティを取り入れることで、より想いの伝わる文章になりますよ。

残暑の候・納涼の候・暮夏の候・晩夏の候・残炎のみぎり・残暑厳しき折・早涼の候・盆休み・送り火・送り盆・秋の蛍・鈴虫・松虫・カンナ・秋の芽吹・蕎麦の花・西瓜・弟切草・立秋・つくつくぼうし・小豆・大豆・花火・線香花火・ひぐらし・朝顔など

上記の単語を柔軟に取り入れながら、礼儀とオリジナリティが両立された時候の挨拶を作成していきましょう。

8月の時候の挨拶|コピペで使える!例文45選

「自分らしい時候の挨拶を作りたい!」と思っても、ゼロから制作するのはむずかしいもの。低例文である雛型を活用しながら、少しずつオリジナリティを取り入れてみましょう。上旬・中旬・下旬ごとに安心して使える時候の挨拶を記載しますので、ぜひご活用ください。

8月上旬の時候の挨拶

・猛暑到来となりましたが、〇〇様には変わらずお元気にお過ごしのことと存じます。
・8月に入り厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
・大暑の候、暑さ厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
・暑さますます厳しき折から、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
・うだるような暑さが続いておりますが、皆さまお障りなくお過ごしでしょうか。
・青空に入道雲の湧きあがる季節となりました。お元気でご活躍のことと存じます。
・連日暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。
・立秋とは名ばかりの猛暑が続きます。皆様お変わりございませんか。
・残暑のみぎり、皆様におかれましては、一段とご壮健のこととお慶び申し上げます。
・お盆を前に蒸し暑い日が続いていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
・連日の熱帯夜が続いています。いかがお過ごしでしょうか。
・処暑の折、久しくご無音続きで、恐縮に存じます。
・堪え難い暑さが続きますが、ご壮健にご活躍のことと存じます。
・8月に入り、ひときわ厳しい日差しが照りつけておりますが、皆様変わらずお健やかにお過ごしのことと存じます。
・立秋を前に、まだまだ暑さ厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

8月中旬の時候の挨拶

・晩夏の候、貴社におかれましては、いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。

・初秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

・暦の上では立秋を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

・残暑もようやく衰えを見せるころとなり、お健やかにお過ごしでしょうか。

・蝉しぐれの降りそそぐ頃ですが、ご機嫌いかがでしょうか。

・強い日差しの合間にも、いくぶん秋の気配が感じられるようになってまいりました。お元気でお過ごしでしょうか。

・炎暑の折、ご無沙汰しており恐縮しています。

・厳しい残暑が続きますが、お変わりございませんでしょうか。

・暑さもひと段落しそうですが、いかがお過ごしでしょうか。

・暦の上では夏も終盤を迎えましたが、その後お変わりございませんでしょうか。

・残夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

・早涼の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

・土用過ぎの暑い日が続いていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

・土用あけの暑さひとしおの侯、残暑お見舞い申し上げます。

・暑さもようやく峠を越え、にわかに秋めいてまいりました。いかがお過ごしですか。

8月下旬の時候の挨拶

・8月も残りわずか。夜風が心持ち涼しく感じるようになってまいりました。

・秋の気配を感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

・暦の上では処暑を迎えたとはいえ、暑さの名残りはなお留まっているようです。

・夏も終わりを告げようとしていますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

・行く夏を惜しむように、ひぐらしの声が聞かれる頃となりました。その後お変わりございませんでしょうか。

・涼しい風を感じる季節となりましたが、皆様ご壮健にてお暮らしでしょうか。

・時折吹く風に秋の気配を感じるこのころ、皆様ますますご健勝の段お慶び申し上げます。

・処暑の候、〇〇様におかれましては、ますますご隆昌のこととお喜び申し上げます。

・夏のお疲れは出ていらっしゃいませんか。お伺い申し上げます。

・黄昏時の風の涼しさに、秋の足音を感じる今日この頃。お変わりなくお過ごしでしょうか。

・晩夏の候、ご家族の皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。

・夏のお疲れが出てくるころかと案じております。お体におさわりはありませんか。

・朝夕の風に秋の気配を感じる季節となりました。皆様お変わりありませんか。

・初秋の候、貴殿におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

・秋暑のみぎり、お健やかにお過ごしのことと存じます。

夏らしい単語を上手に取り入れ、8月の時候の挨拶を作成しよう

時候の挨拶は、本文につなげるために効果的な導入です。同時に、相手の健康や繁栄を願ったり、自分の近況を報告することによって、テキスト上のコミュニケーションをおこなうための手段でもあります。時候の挨拶ひとつで心がホッとしたり、やさしさや礼儀を受け取れたりするのです。

適切な時候の挨拶では、十分なマナーを自分が所持していることのアピールにもなります。また時候の挨拶に使う言葉を知ることで、日本の文化や風情を再発見できることもあるでしょう。ぜひこの機会に8月の時候の挨拶を学び、ビジネス文章や手紙の執筆に役立ててくださいね。

ライター:METLOZAPP(Webライター / ボーカリスト)

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