新潟駅でしか買えない1180円の高級ルマンド「クラフトルマンド クリスプ」を買いに行ったら…予想外の事実が判明した
2024年に大幅リニューアルを遂げた新潟駅。
隣接する駅ビル「CoCoLo NIIGATA」にも新しくいろんなショップが入るとのことで、県内ではかなり話題になっていた。
新潟県に本社を置く「ブルボン」も出店し、普通のルマンドとはひと味違う高級ルマンドを販売するとのこと。そのお値段はなんと1000円以上だとか。
間違いなく最高級ルマンドじゃん……!
先日、満を持してその高級ルマンドを購入しに行ってみたところ……予想外の出来事が発生した。
・衝撃の事実、判明
高級ルマンドが販売されているのは、「CoCoLo NIIGATA」内にある「Un BOURBON(アン ブルボン)」というお店。
デパコスのお店みたいな内装なので、初めて見た時はまさかブルボンの直営店だとは思わなかった。
商品名は「クラフトルマンド クリスプ」。繊細なデザインのパッケージから、既に高級感が漂っている。
価格は8本入りで税込み1180円だった。
1本あたりの値段は147.5円。1本がほぼ普通のルマンド1袋くらいの値段ってこと……!?
「これが高級ルマンドか」と震えた。
「シュガーバター」「シナモン」「セサミ」「チーズ」「メープル」の5種類の中から、今回は一番人気だという「シュガーバター」を選択。
公式サイトによると、かつては「クラフトルマンド ショコラ」という商品も販売されていたもよう。
しかし店舗を訪問した2025年9月23日時点では販売休止中だったようで、店頭に並んでいなかった。
代わりに見つけたのが「ベリーベリールマンド」という商品。
実はブルボン、2025年9月10日まで東京駅にある「東京おかしランド」に「BOURBON ルマンド王国」というショップをオープンしていたらしい。
「ベリーベリールマンド」は、そこで販売されていた限定商品とのことだ。
価格は5本入りで税込み800円だった。1本あたりの値段は160円か……
……「クラフトルマンド」より高いね!?!?
・幸せ
ルマンドの中でクラフトルマンドがいちばんお高いと思い込んでたけど、1本あたりで考えるとベリーベリールマンドの方が高級だった。これは完全に予想外。
とはいえ、両方とも大変リッチなルマンドであることには変わりない。心していただこう。
それぞれのルマンドを開封してみるとこんな感じ。たまたま自宅にあった「ミニルマンド」もついでに並べてみた。
それぞれが全く違う見た目をしていて、全部が同じ「ルマンド」とは思えないな。
まずは普通のルマンドの味を確かめるため、ミニルマンドからいただいてみよう。
うんうん、ルマンドといったらこの味だよね。
まろやかな甘さのクリームと香ばしいクッキーの相性が抜群で、何回食べても「おいしい」と思える味だ。
この強すぎず薄すぎずの甘さがちょうどいいんだよな。
続いてベリーベリールマンド。
ピンク色のクリームに包まれたルマンドの上に、フリーズドライのいちごが振りかけられていて大変かわいい。
ひと口かじった瞬間、ふわっといちごの甘酸っぱい味が広がった。
普通のルマンドとは全く違うフルーティーさで、「いいお菓子」感がすごい。
いかにも「ガッツリしてます」って感じの見た目だったけど、ルマンド特有のサクサクとした食感のおかげでそこまで重たく感じない。
高級だと分かっているのに、ついついパクパク食べてしまいそうになるおいしさだった。
東京のお土産に「グレイシア」というお菓子がある。
筆者は以前このグレイシアを食べたことがあるのだが、クレープのような形をしたラングドシャの中にいちごとクリームが入っているとってもかわいいお菓子だった。
ベリーベリールマンドの味やかわいさを前面に押し出した雰囲気は、なんとなくこのグレイシアを彷彿とさせた。
最後はいよいよクラフトルマンド クリスプを食べてみよう。
ミニルマンドやベリーベリールマンドとは明らかに違う見た目だ。表面はシロップのようなもので薄くコーティングされているものの、ほとんどクッキーだけでできているのが新鮮だった。
さらに特徴的なのは横からの見た目! 普通のルマンドとは違い、何重にも重なった層を観察できる。
あまりにも繊細で、気をつけないとうっかり潰してしまいそうだ。そっと口に運んでみると……
おいしすぎ────…………!!!!
圧倒的なバターの風味が、生地全体から漂ってくる。「バター7割、小麦粉3割で作りました」と言われても信じるレベルの濃厚さだ。
そこに砂糖の甘さが加わり、甘いものが好きな人にはたまらないおいしさに仕上がっていた。これは一番人気になるのも納得。
もし食べている時に擬音をつけるとしたら、普通のルマンドは「サクサク」だけど、クラフトルマンド クリスプは「ザクザク」。
普通のルマンドよりもたくさんの層が口の中で崩れていき、ちょっと硬めのパイ生地を食べているような気分だった。
・激レアルマンド
ちなみに「Un BOURBON」では、記事を執筆した2025年10月3日時点ではオンラインショップでの販売や商品の発送は行っていないそう。
つまりクラフトルマンド クリスプは、全国でも新潟駅でしか購入できないとっても貴重なルマンドということだ。
新潟駅には他にもいろいろなお土産が販売されているけれど、ここまで入手経路が限られている商品はなかなかないのではないかと思う。
普通のルマンドとは全く違うリッチな味に驚くこと間違いなしの「クラフトルマンド クリスプ」。
皆さんも新潟駅を訪れる機会があったら、是非是非味わってみてはいかがだろうか。
参考リンク: Un BOURBON
執筆・イラスト:うどん粉
Photo:RocketNews24.