ジモティースポット 不要品、地域で譲り合い 瀬谷区で市内初出店
フリーマーケットアプリを手がける(株)ジモティー=東京都=が2月17日(月)、地域で不要品を譲り合う店舗「ジモティースポット横浜」を瀬谷区の商業施設eモール内にオープンする。横浜市との協定に基づく取り組み。粗大ごみなどのリユース(再使用)を促す仕組みを整えることで、ごみ削減にも期待がかかる。
ジモティースポットは「不要になったけれどもまだ使えるもの」を地域コミュニティ内で譲り合うサービス。提供者はリユース品を、予約不要で店舗に持ち込める。譲り受けたい人は同社のアプリや掲示板サイト「ジモティー」で持ち込まれた品を検索し、店舗で引き取る。対象は使用可能な家具や家電、子ども用品、レジャー用品、衣類・食器・本など。リーズナブルな価格、または無料で譲り受けることができるという。
ごみ減量にも
同社はこれまでに、川崎市など6自治体でジモティースポットを運営。名古屋店ではオープン1カ月で、約32トンのごみ減量を達成したという。
横浜市で初出店となるeモール=瀬谷区二ツ橋町309の1=の店舗。大型駐車場を備えた商業施設で、同社は「手軽にリユース活動に参加しやすくなり、ごみ減量効果の最大化を目指すことができる」と期待している。17日のオープンに先駆けて、11日(火)から持ち込みのみ受け付ける(午前10時〜午後7時)。
同社と横浜市では2024年、粗大ごみのリユースを進めるために協定を締結。市は広報協力などを担う。「持ち込み・引き取りともに、予約なしで簡単に利用できます」と同社担当者。「気軽な気持ちでリユースに参加してもらえれば」と期待を寄せる。