「進次郎さんは余裕」 立候補ラッシュの自民総裁選 推薦人集めに苦労しているのは?
9月2日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、自民党総裁選について意見を交わした。
支持してくれるのと推薦人になってくれるのは違う
寺島アナ「自民党総裁選挙は立候補表明や制作発表のラッシュを迎えます。一方で告示まで2週間を切り、出馬表明の予定を固められていない陣営によるギリギリの推薦人集めも大詰めとなっています。総裁選に出馬するには、党所属の国会議員20人の推薦人が必要です。今回の総裁選は、立候補を目指す議員の数が多くなっていて、1日時点で少なくとも7人が出馬表明をしたか表明する記者会見を予定しています。加藤勝信元官房長官、上川陽子外務大臣、齋藤健経済産業大臣、野田聖子元総務大臣らも出馬への意欲を示しています。推薦人集めが大詰めを迎えているということですけれども、上念さん、この辺りはどうご覧になりますか?」
上念「上川さんは、支持してくれるのと推薦人になってくれるのでは全然違うと嘆いている、という情報が漏れ伝わってきています。20人の目処は立っているとみんな言いますが、その目処である支持者が20人以上いるとは言っても、支持はしてくれるんでしょうけど、推薦人に名前を連ねてくれるかは別問題。そういう意味で言うと、記者会見に24人の仲間と共に出席した“コバホーク”こと小林鷹之さんはやっぱりすごいですね。早い段階から、何が何でも小林っていう人を24人も集めてスタートダッシュを切りましたよね。小泉進次郎さんは、菅さんのバックアップもあるので、もう20人余裕で集められるということで、記者会見を何日にやりますよと言ってますけど、他の方はねえ。上川さんとか齋藤健さんとか野田聖子さんあたりは、ちょっと推薦人集めに苦労してるのではないか、と言うことですね」
寺島「9月12日の告示が迫る中、今週と来週、立候補の表明・政策発表のラッシュが予定されています。林芳正官房長官は明日3日、茂木敏充幹事長は明後日4日に出馬表明の記者会見に臨む方向です。小泉進次郎元環境大臣は今週金曜日6日。高市早苗経済安全保障担当大臣は来週月曜日9日に正式に出馬を表明すると発表しています。河野デジタル大臣は今週木曜の5日。石破茂元幹事長は来週火曜日10日に自身の政策を説明する会見を行う予定です。ある陣営の幹部は「各候補の日程が重ならないよう、水面下で連絡を取り合っていると」話しています。今週と来週、立候補の表明・政策の発表が相次いで行われる予定ですが、この辺りは上念さんいかがですか?」
上念「1日も被っていない、見事ですね。(笑)来週火曜日の石破さんの会見までずっとメディアジャックの状態じゃないですか。立憲民主党の代表選がどんどん霞んでいくみたいな感じですよね」